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"音花火"に"防災スピーカー"から祝福も 「赤ちゃん誕生を祝う」まち…「どれほど心待ちに」名物になる

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町は少子高齢化が加速する

 酪農が盛んな湧別町川西地区。地区に住む65歳以上の割合「高齢化率」は約50%です。この10年、地区で子どもが生まれるのは2年に1人ほどのペースで、地区の小学生はバスで市街地の小学校に通っています。

 そんな少子高齢化が進む川西地区で、9月10日待望の赤ちゃんが生まれました。30代の酪農家、野津峻弥さん(38)と智世さん(35)の三男・維吹ちゃん(生後1か月)です。

少子高齢化が進む地区に誕生した待望の赤ちゃん

 野津 峻弥さん:「今回はこの川西地区に(音花火を)上げてもらうように希望を出しています」

 川西地区には、防災スピーカーも小学校もありません。

 そこで地区の自治会長の希望で、公民館で打ち上げることにしたのです。

 音花火の打ち上げ当日。川西地区公民館に続々と人が集まってきました。

公民館に続々と人が集まる

 川西自治会 小川 征一 会長(78):「久しぶりに生まれた赤ちゃんのために、ちょっとしたセレモニーをやろうと思う」

 この日の主役、維吹ちゃんはおばあちゃんに抱かれて登場です。

 「子どもの誕生を祝う」実行委員会 宮澤 道さん:「宮澤です、電話でありがとうございました」

 公民館には地区の高齢者、約30人が集まりました。そして…。

 川西自治会 小川 征一 会長(78):「三三七拍子~。パンパンパン!」

自治会長の音頭で三三七拍子でお祝い

 自治会長の音頭で三三七拍子。その張り切りに野津さん夫婦もうれしそう。維吹ちゃんはスヤスヤおやすみのようです。そして、紙吹雪が舞う中で。

 「※音花火打ちあがる」「※ラジカセから音楽」

 集まった町民:「維吹ちゃん、おめでとう! 」

 防災スピーカーがない地区のため、ハッピーバースデーはラジカセから。みんなが維吹ちゃんの誕生を祝ってくれました。

 野津 峻弥さん:「コロナ禍で集まるのがは初めてくらい。久しぶりでうれしいですね」

 川西自治会 小川 征一 会長(78):「高齢化する中で、どれほど皆心待ちにしてるか。しばらくまたこんなことできないなと」

赤ちゃんの誕生は高齢者の活力に

 維吹ちゃんの誕生は、コロナ禍で会えなくなった住民の絆をつなぐと共に、高齢者の活力にもなっていました。

 子どもの誕生を祝う実行委員会 宮澤 道さん:「豊かな自然の中で、地域の人に育まれて声をかけられて育つ子どもたちというのは、一番いいことだと思ってます」

祝福された子どもたちは地域の人に育まれ成長する

 みんなに祝福されたことを忘れないでほしい。あなたは私たちの希望です。湧別町の空に轟く音花火がそう告げています。

  • みんテレ