16人感染北海道 "3日ぶり"前週下回る 1年ぶり「重症者0」に…札幌市のバーでは20人超クラスター

感染者情報を発表した北海道
北海道は10月12日、新たに新型コロナウイルスへの感染が確認された16人中、北海道発表分2人の詳細を発表しました。
12日は死者の発表はありません。感染者は札幌市で10人、旭川市4人が確認され、あわせて16人です。
感染者が10人を上回るのは8日連続ですが、50人を下回るのは16日連続です。
北海道全体で3日ぶりに前週の同じ曜日を下回りました。1週間前の火曜日の20%減、札幌市は約9%減となりました。
3度目の緊急事態宣言が解除され12日目。火曜日としては4週連続で50人を下回りました。
人口10万人あたりの1週間の新規感染者数は北海道「2.4人」、札幌市「4.4人」で、北海道は「まん延防止等重点措置」の目安「15人」を27日連続、札幌市は20日連続で下回りました。
北海道発表分として新たなクラスターは確認されていません。
【10月12日北海道発表分の感染者情報】
▼日高地方:1人
▼上川地方:1人
●年代
・40代~60代
このうち1人が入院中(宿泊療養施設含む)で、1人は調整中です。
12日の北海道内での新たなクラスターは、札幌市の「酒類を提供する飲食店(バー)」で確認され、計1つでした。
16人中、3人の感染経路が不明で、重症者は前日から1人減り「0」となりました。札幌市が前日から1人減り「0」となっています。北海道内で重症者が「0」になるのは2020年10月12日以来1年ぶりで、札幌市では3月15日以来約7か月ぶりです。
政府は19都道府県に発令した「緊急事態宣言」と、宮城・岡山など8県への「まん延防止等重点措置」を期限を迎える9月30日で全面解除しました。
北海道は札幌市を「重点地域」とし、飲食店の酒類の提供再開を認める一方で、午後8時までの「時短営業」を10月14日まで要請(酒類提供は午後7時30分まで)。第三者認証を受けた店は午後9時まで(酒類提供は午後8時まで)とします。その他の地域は飲食店へ「時短要請」はしませんが、1グループ4人以内とし、札幌市や感染拡大の都府県との不要不急の往来自粛などを10月31日まで求めています。
鈴木知事は8日の会見で、このまま感染状況が落ち着いていれば、札幌市の飲食店に要請している「時短営業」を14日で終了させる見込みであることを明らかにしています。
北海道内の感染者は、計60453人となりました。