札幌市のマンション価格高騰 全戸“2億円超”の物件も…新築だけでなく中古も 今後の値動きは

資材・人手不足による建設費の高騰が要因に
新築マンションの値上がりは、中古物件の価格にも影響を及ぼしています。
インフォメーション・システム キャビン 志田 真郷 社長:「2011年を100とすると札幌市の中古マンションの価格指数は、240を超えている。2.4倍以上に上がっているデータも」
高くて狭い新築マンションを避け、中古の物件の人気が高まっているのです。
札幌市の中古マンションの平均販売価格は、2011年は1100万円あまりでしたが、その後上がり続け、2021年8月末には2000万円を超えました。
そのため、分譲時よりも数千万円高く売れたという中古マンションも珍しくないといいます。

新築だけでなく中古マンションにも影響が
マンション価格の高騰はいつまで続くのでしょうか。

「10年高騰が続く」という見方も…
札幌市内のマンション価格の高騰はいつまで続くのか。不動産事情に詳しい志田真郷さんは、今後10年続く可能性があると言います。
その理由は、2030年の冬季五輪の札幌招致構想が持ち上がっていることに加え、北海道新幹線の札幌延伸も予定されており、経済的な将来性が保証されているためとしています。
札幌市のマンションの高騰はしばらく続きそうです。