厚岸町でウニ大量死 被害は10億円 赤潮の影響か 漁協は「自助では無理…」国と北海道の支援求める
北海道東部で赤潮の影響とみられる漁業の被害が深刻です。
厚岸町ではウニの8割が死に、被害額は10億円に上ることが分かりました。
道東や日高地方では、9月下旬からウニや秋サケが大量に死んでいて、赤潮の影響とみられています。
厚岸漁協によりますと、9月24日までに水揚げを予定していたウニの8割が死に、被害額は10億円に上りました。
2022年以降の水揚げも望めないことから、影響は今後4年間は続くということです。
厚岸漁業協同組合 佐藤 広章 専務理事 : 「大きな災害は自助では元に戻すことはできないので、国なり北海道なりの協力で、1日も早く戻していただきたい」
北海道などによりますと、被害は拡大していて、えりも町や釧路管内でも数十トンのウニが死んでいます。