【速報】札幌市20人台見通し…5日連続30人下回る「緊急事態」解除初日 飲食店の酒類提供"時短再開"

UHB 北海道文化放送
札幌市で10月1日、新型コロナウイルスの新たな感染者が20人台になる見通しであることがわかりました。
30人を下回るのは5日連続で、50人を下回るのは12日連続。前週の36人を下回る見通しです。14日連続で前週の同じ曜日を下回る見通しです。8月27日からの3度目となる「緊急事態宣言」が解除された初日。感染者の減少傾向がみられます。
人口10万人あたりの1週間の新規感染者数は9月30日は「9.3人」で1ケタとなり、「緊急事態宣言」の目安となる「25人」を18日連続で下回りました。
19日連続で25人を下回ることになり、「まん延防止等重点措置」の目安となる「15人」も9日連続で下回ります。
札幌市では9月30日は、新たなクラスターは確認されていません。
学校関連でも新たな学級閉鎖などはありません。
札幌市の使用病床数は9月29日時点ですぐに対応できる570床中71床と100床を下回り約12%まで減少、病院以外の宿泊施設や自宅で療養・待機している人は9月30日時点で180人と前日より19人減り、200人を下回っています。
北海道全体の感染者数は、9月30日は4日連続で50人を下回りました。100人を下回ったのは15日連続で、37日連続で前週の同じ曜日以下となりました。死者は確認されていません。
札幌市は9月22日から16歳以上を対象とした集団接種の予約を開始。30日午後6時時点で、インターネットと電話予約枠で残りは計約1万人分です。
29日からは12歳から15歳を対象とした集団接種の予約受け付けも開始し即日終了しましたが、基礎疾患のある人の枠206人分から一部通常の枠に移し替え、1日午前9時から電話予約を再開します。
12歳から15歳は、かかりつけ医などの医療機関での接種も予約可能としています。
札幌市内のワクチン接種率は30日時点で、2回接種を終えた人が全体で51.9%と半数を超え、65歳以上の高齢者は88.9%となっています。
政府は19都道府県に発令した「緊急事態宣言」と、宮城・岡山など8県への「まん延防止等重点措置」を期限を迎える9月30日で全面解除しました。
北海道は札幌市を「重点地域」とし、飲食店の酒類の提供再開を認める一方で、午後8時までの「時短営業」を10月14日まで要請(酒類提供は午後7時30分まで)。第三者認証を受けた店は午後9時まで(酒類提供は午後8時まで)とします。その他の地域は飲食店へ「時短要請」はしませんが、1グループ4人以内とし、札幌市や感染拡大の都府県との不要不急の往来自粛などを10月31日まで求めています。
【9月10日以降の北海道の新規感染者数(札幌市分)】
9月10日:117(51):「緊急事態」後で最少に(札幌も)
9月11日:156(88)
9月12日:116(58):「緊急事態」後で最少に
9月13日: 55(46):「緊急事態」30日まで延長「宣言」後で最少に(札幌も)
9月14日: 91(51)
9月15日:110(66)
9月16日: 94(56)
9月17日: 84(54):札幌市24日ぶりに前週の同曜日上回る
9月18日: 77(50):「緊急事態」後で2番目の少なさに(札幌も)
9月19日: 75(54):「緊急事態」後で2番目の少なさに
9月20日: 50(36):「緊急事態」後で最少に(札幌も)
9月21日: 36(26):「緊急事態」後で最少に(札幌も)
9月22日: 56(32)
9月23日: 76(32)
9月24日: 63(36)
9月25日: 63(41)
9月26日: 54(33)
9月27日: 19(8):「緊急事態」後で最少に(札幌も)
9月28日: 26(18):政府「緊急事態」30日で解除決定
9月29日: 45(28)
9月30日: 26(19):「緊急事態」最終日