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地価調査 北海道内の住宅地30年ぶりに上昇 札幌市周辺で大幅UP…"ボールパーク効果"も

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 土地取引の目安となる地価調査が9月21日公表され、新型コロナウイルスの影響で商業地が2年連続で下落した一方、住宅地は30年ぶりに上昇しました。

 コロナ禍で行われた地価調査。北海道内は石狩管内で上昇幅が拡大し、30年ぶりに住宅地が上昇しました。

 不動産鑑定士 斉藤 武也さん:「『札幌』と名前がつかないだけで、これほど値段が違う」

 専門家も驚きの価格と上昇率。札幌市外に土地を求める理由とは。

 2021年7月に行われた土地取引の目安となる地価調査。1991年以来、30年ぶりに北海道内の住宅地が0.3%の上昇に転じました。

 土井 若楠 記者:「ボールパークが建設される北広島市で価格が上昇しました」

ボールパーク開業で需要が高まる北広島市共栄町4丁目付近

 最も上昇率が高かったのは、北海道日本ハムファイターズのボールパーク開業で需要が高まっている、北広島市共栄町4丁目付近の住宅地で19.2%です。

 不動産鑑定士 斉藤 武也さん:「北広島市に関しては、ボールパークが一番の目玉の要因。雇用の上昇が認められる期待感も入っていると思う」

 今回の調査では、上昇変動率の上位10地点のうち9地点が石狩管内。その理由を、調査を担当した不動産鑑定士は…

上位10地点のうち9地点が石狩管内

 不動産鑑定士 斉藤 武也さん:「札幌圏の人口が増えているのがひとつある。札幌中心部の土地の供給が少なくて、郊外も意外に高い値段で供給されている。値段が低いところに、札幌市で賄いきれない需要が流れた」

 土井 若楠 記者:「札幌市では商業地で新型コロナの影響を受けました」

札幌市の「商業地」は繁華街を中心に2年連続下落

 一方、商業地では休業要請や観光客の減少など大きな打撃を受けました。ホテルや飲食店が集まる繁華街を中心に、価格の上昇幅が縮小。平均変動率はマイナス0.6%と、2年連続で下落しました。

 不動産鑑定士 斉藤 武也さん:「要因のひとつとしては、インバウンド需要でホテル用地の需要がすごくあった。それがコロナ禍で全部消えた。新型コロナの影響が、いかに現在も続いているかがわかると思う」

地価変動率トップ10は沖縄県を除き「北海道」がランクイン

 地価変動率の全国の順位でも上位10地点中9地点を北海道が占める結果となりました。

 2位~4位が「北広島市」で、ボールパーク開業の影響の大きさがわかります。

 5位の「倶知安町」を除き、6~10位に恵庭市や石狩市、江別市といった「石狩管内」がランクインしている背景には、札幌市の価格が上がっていることも一つの要因としてあげられます。

札幌市の住宅の地価の平均価格は上昇

 札幌市の地価の平均価格は、最も高い中央区で1平方メートルあたり16万3800円。一番安い南区でも5万7200円で、石狩管内と比べると2~5倍高くなっています。

 札幌市の住宅地の高騰に伴い、今後も札幌近郊の需要が高まりそうです。

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