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「医療従事者へ3回目接種の検討を」現場の医師主張…「2回目を優先」札幌市長"インセンティブ"にも理解

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 「安心できる医療は?」第6波に備え、医療態勢をどのように拡充したらいいのか。

 発熱外来やワクチン接種などを担う現場の医師が、札幌市の秋元克広市長に提言します。

 とよひら公園内科クリニック 藤本 晶子 院長:「いまだに熱の出た患者を診ない医療機関が多いこと。医療従事者はワクチンを優先的に打っているはず」

とよひら公園内科クリニック 藤本 晶子 院長

 札幌市豊平区にある「とよひら公園内科クリニック」の藤本晶子院長。

 ワクチン接種と発熱外来を担いながら通常診療も行っています。

 秋元市長に、いま知ってもらいたい医療現場の実情は…。

 とよひら公園内科クリニック 藤本 晶子 院長:「まずはワクチンの確保。現場としては2回目のワクチンが確保できないと予約を取りにくい。ワクチンの入荷量をなるべく早くはっきりしてほしい」

 加えて、コロナ患者や発熱外来の診療にあたる医療従事者への3回目のワクチン接種の必要性を訴えます。

 とよひら公園内科クリニック 藤本 晶子 院長:「第4波から今にかけてもブレイクスルー感染の報告が来ている。一般の人の2回目も大事だけれど、医療従事者の3回目を早めに考えてほしい。医療従事者が倒れると本当に困ってしまう」

医療従事者への3回目のワクチン接種の必要性を訴える声

 とよひら公園内科クリニック 藤本 晶子 院長:「発熱外来、数字で何か所あると秋元市長は話すが、十分かどうか、現場の感覚では十分と思えない」

 藤本院長は、地域によって患者を受け入れる病院の数に偏りがあると指摘します。

医療機関の数に地域差があるとの指摘も

 とよひら公園内科クリニック 藤本 晶子 院長:「区単位で医師会があるので、対応できる病院を確認して、医療機関が少ないエリアで細やかに(協力を)お願いする。数字が多ければ(患者を)診られるものではない。第6波に向けて改善してもらいたい」

「接種者にはインセンティブが必要」との認識を示した秋元市長(2021年9月6日=みんテレ))

 この声を受けて秋元市長は、「国も、これから先のワクチン供給量について示すようになってきた。安定的な数値について医療機関にも伝えることができるようになった」としたうえで、今、国などで検討している3回目の接種については、「札幌市としては、まずは2回接種を希望者に接種できるように進めつつ、3回目の接種の議論についても対応していかなければならない」と、ワクチン接種ができていない市民がいることを踏まえ、希望者への2回接種を優先したい考えを示しました。

 また、若い世代へのワクチン接種が進まないなかで、ワクチンをこれから接種する人たちへのインセンティブ(特典など)があったらどうか、という質問について、秋元市長は「まずは副反応に対する不安感を払しょくしなければならない。職域接種を行っていない大学などと連携したい。また、政府で検討しているワクチン・パスポートのように、接種した人に早く日常生活に戻ってもらえるような何らかのインセンティブは必要だ」と理解を示しました。

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