"緊急事態延長"も人の流れ変わらず…進むワクチン接種「ファイザー&モデルナ」副反応にどんな違いが?
北海道では9月13日、新たに確認された新型コロナウイルスの感染者は55人と、7月以来の50人台となりました。減少傾向の中、飲食店の中には「緊急事態宣言の解除」を期待していた人もいるのではないでしょうか。
延長直前の週末の各地の表情です。
新規感染者数の減少傾向が続く中、9月13日から緊急事態宣言が延長された北海道内。政府が5割削減を求めている街中の人の流れに変化はあるのでしょうか?

中心部の人の流れに「差」があまり感じられない
画面左手は、緊急事態宣言が出された直後、8月29日の様子です。
この週末の同じ時間帯と比べてみると、札幌中心部のスクランブル交差点の人出にさほど変化はありません。
一方で…
川崎 秀司 カメラマン:「モエレ沼公園上空です。山の上には、家族連れやたくさんの人が確認できます」
札幌市東区の「モエレ沼公園」を比較してみると、家族連れなどで人出は若干、増加。長引く外出自粛要請で、やはり、効果は薄れつつある印象です。そして、最も増加していたのは意外な場所でした。
川崎 秀司 カメラマン「駐車場にはたくさんの車が確認できます。そして、接種後会場をあとにするため渋滞が起きています」
東区の「つどーむ」は、札幌市の集団接種会場で、ワクチン接種に訪れた人の車の長い列ができていました。
宣言の延長に伴い特定措置区域の札幌市や小樽市、旭川市と石狩地方には、引き続き飲食店の休業や時短要請が継続されます。
一方で、9月13日から飲食店の酒類の提供時間が30分緩和される特定措置区域以外の地域は…

感染が落ち着いている函館市でも「客足が伸びない」と嘆きの声も…
わいどのおでん 安部 聖人 マネージャー:「みんな平日仕事終わってから来ることを考えると、一次会の中途半端な時間で(営業が)終わってしまうので、どうしても売り上げにはかなり響きますね」
訪れる客の3割が観光客という、函館市の居酒屋は客足は戻っていません。しかし特定措置区域ではないため、支援金を受け取ることはできません。
わいどのおでん 安部 聖人 マネージャー:「閉店時間が伸びたわけではないので、(酒類の提供時間が)30分伸びたところで正直あまり変わらない。緊急事態宣言が北海道に発令されるなり、まん延防止が発令されるなり、北海道は広いので、函館はどうなのか、釧路はどうなのかという差別化についてすぐに連絡がこないので、どうしても仕込みや食材の仕入れは毎度困ります」