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SNSで17万いいね「木彫りのチョウと水」超絶リアル表現力…"木に命を吹き込む"小さな村の彫刻家 夏

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 まるで生きているかのような作品を生み出す若き彫刻家が北海道にいます。その作品はSNSを通じて話題となり、日本中の人々の心を動かしています。

 北海道北部、音威子府(おといねっぷ)村。深い森に入っていく福田亨さん、26歳。

 彫刻家 福田 亨さん:「あ、カラスアゲハ。こういうのは、図鑑を見ても分からない」

 福田さんは彫刻家。その手が生み出す精巧な虫たちは、見る人を驚かせます。

 彫刻家 福田 亨さん「こんなもんだろうという"その先"まで行く」

 木に命を吹き込む、芸術家の夏を見つめました。

 彫刻家、福田さんの名前を全国に知らしめたのが、5月にSNSに投稿した1枚の写真です。

彫刻家 福田 亨さん

 板の上の水滴。すべて木で作ったというのです。

 信じられない技術に17万を超える「いいね」がつきました。

 住んでいる音威子府村を訪れ、実際に見せてもらいました。

 彫刻家 福田 亨さん:「(作品を見せて…)チョウが水を吸っているシーンを作りました」

 (Q.水にしか見えないがどうなっているんでしょうか? )

 彫刻家 福田 亨さん:「水のところだけ浮き彫りになるように彫刻刀などで掘って、ヤスリで磨いて、ロウをつけた布で磨いてつやを出している。建物から落ちたのか、雨なのか、可能性を考える余白を持たせて、自然と人との距離感を水滴に託している」

SNSで17万を超える"いいね"がついた作品「吸水」

 この他にも、木を使って様々な昆虫の作品を作って来た福田さん。

 その数は約50あります。

 細い触角や足もリアルに表現されているだけでなく、動き出しそうな躍動感も。

 図鑑や標本はもちろん、"生きている姿"が一番の教科書です。

木を使った様々な昆虫作品は今にも動き出しそうなほどリアル

 彫刻家 福田 亨さん:「歩いているところを見て、脚がどういう順番で動いているのかとか、触覚がどういう角度で上がっているのかを見て勉強している」

 虫に囲まれた生活に妻の朋子さん(28)は…

 妻 朋子さん:「一緒に虫捕りもいきますし、私の方がチョウを捕るの上手です」

 彫刻家 福田 亨さん:「うんうん、俺より上手いもんね」

 この日は新作の仕上げに入っていました。

 福田さんの作品の多くに共通しているテーマは、人と自然とのつながりです。

 彫刻家 福田 亨さん:「トノサマバッタのオスです。脚を削っている。トノサマバッタと虫かご。工芸で作った虫かごの中に、自然の生き物を飾るのがテーマとしておもしろいかなと」

  • みんテレ