「駆除しなければ次から次へ…」クマに襲われた 女性2人負傷のまち…クマどこだ? 見つからず不安な日々
8月7日、北海道オホーツク地方の津別町で女性2人がクマに襲われ、けがをしました。町内ではクマの捕獲数が増えていて、猟友会などが警戒を続けています。
クマによる被害があったのは、8月7日午前10時45分ごろ、津別町の畑で草刈りをしていた女性2人がクマに襲われました。
農家の66歳の女性と39歳の娘が顔や背中などにけがをしました。
現場は津別町の市街地から2kmからほど離れた、豆を栽培している畑でした。クマは山から降り、藪のそばで作業をしていた2人を襲ったとみられています。
付近の農家:「クマは絶えず行き来しているのははっきりしている。山の中だけじゃなく、里に出てきているから、駆除しなければ次から次へ事故が起きる」
地元の猟友会が警戒していますが、現在のところクマは発見されていません。
猟友会によりますと、津別町では2020年度、住宅近くなどに出没したクマ18頭を捕獲していますが、2021年度は8月までに16頭。例年以上に出没は多いといいます。
猟友会ではクマの数が増え、餌不足で人里や畑にやってきた可能性があるとしていて、今後も出没が続くとみて警戒しています。