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北海道 340人感染 デルタ株疑い152人 8月後半に"6000人超え"の試算も 「これから注意を」

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 2日連続の300人超え。北海道の感染の再拡大が止まりません。

 北海道内では8月5日、札幌の220人を含む計340人が新たに新型コロナウイルスに感染したことが確認されました。

 新たな感染者が300人を超えるのは2日連続です。

 このうち、札幌市では大学の運動系の部活と食品関連会社で、それぞれ9人が感染する新たなクラスターが発生しました。

 一方、函館市でもこれまでで2番目に多い20人の感染が確認されるなど、北海道内の再拡大が止まりません。

 また、感染力が強いとされるインド型変異ウイルス「デルタ株」の感染疑いは、札幌市で93人など計152人確認され、感染拡大の大きな要因となっています。

お盆ごろに感染者1000人の試算も

 京都大学の西浦博教授は、先週と比べて、このまま感染者が1.2倍、1.7倍、2.2倍で増えた場合、どれくらいの感染者が出るのかという試算をしました。

 2.2倍で増えた場合には、お盆には1000人を超え、8月後半には6000人を超える可能性を指摘しています。

 北海道医療大学の塚本容子教授は、「実際には、検査の数がそこまでいかないので、北海道での検査の許容量は約1万人と考えると、陽性率が50%を超えなければならなくなるので現実的ではないです。ただ、検査は受けられなくても感染しているという可能性はあるということだと思います。実際に1.2倍、1.7倍の数で推移するとしても、かなりの数になるということは予想できるかと思います」。

第4波と第5波の傾向の違い。要因はどこにあるのか?

 北海道での第4波から第5波における感染者の推移では、入院患者は第4波のときよりも減っていますが、最近は増えてきています。

 塚本教授は「第4波は感染者の増加とともに入院患者も増えていますが、第5波(現在)では、感染者よりも入院患者の増え方が緩やかになっていると思います。これは東京でも傾向が同じです。それは若い人の感染が圧倒的に多いからだと思います。上昇が緩やかなので、私たちもたぶん大丈夫だと思ってしまうかもしれませんが、これからの注意が必要だと思います。また、札幌市もまだ入院を制限しなければならない状況ではないですが、このまま増え続ければ今後は心配になってくるかと思います」。

デルタ株は従来株の1000倍あるといわれている

 塚本教授は「第4波のときには、ワクチンがまだない状況でしたので、クラスターが拡大して濃厚接触者が増えて、検査をして感染が確認されたという状況でしたが、この(第5波の)デルタ株は、既存の株と比較すると1000倍のウイルスがいるということです。ここからは想定の範囲を超えませんが、無症状の人は少ないのではないか。そうなると感染者の数としては多くなる、それも第5波の一つの要因かと思われます」と話しています。