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北海道259人感染 どこまで感染拡大? 衝撃の"8月26日には北海道1日あたり2000人超"のデータ

社会 友だち追加

 後手後手の対応に強い不満を示した形です。

 北海道内の感染再拡大を受け、鈴木知事は7月29日、国に再三要請している「まん延防止等重点措置」の速やかな適用を改めて訴えました。

 鈴木知事:「この度の感染拡大は、過去最大のものとなる可能性がある」

 鈴木知事は対策本部会議で、札幌市以外にも及ぶ全道的な感染拡大に強い危機感を示しました。

 また、「まん延防止等重点措置」に伴う酒類提供の制限について「国の方針が大きく変わる可能性があり、注視する必要がある」としました。

 さらに7月、2度にわたって「まん延防止等重点措置」の再適用を要請していますが、国からは具体的な話が届いていないとして、強い不満を示しました。

 鈴木知事:「まん延防止等重点措置、速やかに決定してほしい。われわれだってやりたくないです。まん延防止等重点措置とか緊急事態宣言。皆さんに迷惑かけます。ただやらないと」

 また、7月に入ってクラスターの発生が相次いでいる北見市も、北海道に対し、札幌市に加えて、まん延防止等重点措置の措置区域とするよう要請しました。

 北見市 辻 直孝 市長:「まん延防止等重点措置が適用になれば、時短などの適用も可能になる。それには財源も必要なので、それらを踏まえて要請した」

 北海道内では7月29日、札幌市の156人など、新たに259人が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。

 また、感染力が強いとされるインド型変異ウイルス・デルタ株に感染した疑いのある患者も札幌市の74人など計114人確認され、過去最多となりました。

京都大学 西浦教授のデータは感染拡大を警告する

 7月28日、衝撃的なデータが発表されました。厚労省の専門家会議で、京都大学の西浦博教授が出したものです。

 西浦教授は、このまま感染拡大を続けた場合、パラリンピックが開会されたころの8月26日には、北海道で1日あたりの感染者が2000人を超えるのではないか、と推測しています。

 同じ8月26日、他の地域で見ると、東京で2万5000人超、神奈川県で9000人超、大阪府で7000人超、沖縄県で3000人超と、今まで見たことのないような数字となっています。

 北海道医療大学の塚本容子教授は、「このデータは単純計算でここまで来ているということになっていますが、理論上は検査の収容量があるので、ここまでの数字になるというのは現実的には難しい。ただ、感染者がこれだけいる、ということにはなると思います。背景には"デルタ株"があり、8月になるとデルタ株の占める割合は、札幌市では7割ほどになってくるかと思います。さらに、オリンピックに加えて夏休みにも入っているので人流が増えているというのが増加理由になっていると思います」

 さらに「7月29日の値は、2週間前の数字、つまりまだオリンピックの影響が出ていないところでの値になっているので、8月に入ると衝撃的な感染者の数になってくると思います」と付け加えました。

塚本教授は「鈴木知事のいら立ちは当然」と話す

 7月29日、まん延防止等重点措置がなかなか適用されたない状況で、鈴木知事が強い危機感を持っていることについて塚本教授は、「鈴木知事のいら立ちというのは当然だと思います。私たちは5月のゴールデンウイークの経験があって、まん延防止、または緊急事態宣言が遅れたことで、北海道ではかなりの数の感染者になってしまった。今回は速やかにと思っていたが、なかなか政府は対応してくれない。時短、酒類提供や営業自粛となってくると補償が必要になってきますが、財源は、しっかり措置が出ないと難しい。ということで、国には早く要請を認めてもらいたいと思います」と話しています。