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従来型の半分の時間・倍の距離でも感染…"インド型"入院率は英国型の2倍 高まる「置き換わり」の警戒感

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 インド株の拡大に強い警戒を示しました。鈴木知事は6月24日の対策本部会議で北海道内の感染状況は減少傾向にあるものの、札幌市を中心により徹底した対策を取るよう指示しました。

 鈴木知事は対策本部会議で、北海道内の新規感染者数は減少傾向にあるものの、医療体制は依然厳しい状況だとして、改めて外出の自粛など警戒を緩めないよう呼びかけました。その上で…

 鈴木 直道 北海道知事:「(専門家が)7月には7割、8月には9割置き換わると推計しているデルタ株への警戒を強めながら、まん延防止等重点措置に基づく徹底した対策に取り組んでほしい」

 全国で感染者が増え続けているインド型変異ウイルス(デルタ)について、最大限の警戒が必要との認識を示しました。

 一方で、ワクチンの職域接種については、国が25日で受け付けを一時休止する方針を示したことを受け、申請している企業に混乱が生じないよう対処するとしました。

 北海道内では24日、新型コロナウイルスの患者4人が死亡し、新たに札幌の20人を含む26人の感染が確認され、減少傾向が続いています。

感染者は減少傾向が続く

 京都大学の西浦教授らの研究チームが厚労省に示したデータでは、インド型変異ウイルス(デルタ)は7月12日には50%となり、その後東京五輪開幕のころには70%、8月12日には90%を超え置き換わると予想しています。

東京五輪開幕時には「7割」近くが「インド型」という試算も

 北海道医療大学の塚本容子教授は、「イギリスでもインド型に置き換わるのに1か月半程度しかかかっていないことを考えると、日本でも同じような期間での置き換わりが予想される」と指摘しています。

 理化学研究所の資料を基に内閣官房が試算した「変異株の感染リスクの想定」を見てみます。

「インド型」の感染リスクの高さがわかる

●感染リスク
 従来型 :1
 英国型 :1.32倍
 インド型:2.25倍

●感染距離
 従来型 :1m
 英国型 :1.4m
 インド型:1.9m 

 インド型は従来型の約2倍の距離を離れていても感染するリスクがあることになります。

●時間(対面で1mの距離で会話し、50%感染するリスク)
 従来型 : 60分
 英国型 :約45分
 インド型:約27分 
 
 従来型の半分の時間で、インド型は感染リスクが50%まで上昇することになります。


 北海道医療大学の塚本容子教授は、「ほかの研究では従来株の5倍の感染力があるというものもある。これまでソーシャルディスタンスは2メートルと言われてきたが、さらに必要になる」と話しています。

 塚本教授によるインド型(デルタ)のイギリス型(アルファ)と比べた特徴です。

「インド型」へのワクチンの効果は

 ・入院率:2倍
 ・症状:頭痛や発熱
 ・嗅覚・味覚障害は少なく、聴覚障害や胃痛、血栓などの報告例

 インド型(デルタ)にワクチン効果はあるのか。イギリス国内での例で見ると、ファイザー製はイギリス型に比べると下がるものの「87.9%」で、一定の効果は期待できるとされています。

 ただ塚本教授は、「感染リスクではなく、症状が出るリスクのデータ。ワクチン接種をしても感染リスクはあり、対策が必要」と指摘しています。

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