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シカ・クマとの衝突件数が過去最多に…"柵設置"も限界 コロナ禍の「人出減少」も一因か JR北海道

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市街地でも出没するシカ

 2020年度に北海道内で走行中の列車とシカやクマが衝突した事故の件数が、JR北海道発足以来最多となったことがわかりました。

 JR北海道によりますと、2020年度の列車とシカとの衝突は2414件で、1987年の発足以来最多となりました。

 発生は旭川エリアの宗谷線で457件と最も多く、次いで釧路エリアの花咲線で372件。エリア別では、6年連続で釧路エリアでの発生件数が最多となっています。

 JR北海道発足時の衝突件数は23件でしたが、2012年には2377件まで増加したため、沿線に柵を設置。減少傾向となりましたが、2020年度に急激に増加したということです。

 さらに2020年度は、クマとの衝突件数も過去最多の41件となり、急激に増加しました。過去6年で2017年度を除き旭川エリアが最も多くなっています。

JR北海道の会見(2021年6月16日)

 いずれも衝突はワンマン車両が走る閑散区間での発生が多く、シカの撤去作業は乗務員1人で行うことが多いため、運行再開まで時間がかかるということです。

 保線社員がシカを撤去するまでは約3時間から半日程度、夜間だと1日以上かかる場合もあり、クマは付近に仲間のクマが生息する恐れもあるためハンターを手配し保線用の車両で向かい時間がかかることがあるとしています。

 島田修社長は16日の会見で「シカ対策は警笛など色々な対策をしてきたが、学習能力があるのか一時的に効果があっても長い間の効果は難しい。柵が比較的効果があるが、全ての線路沿いに設置はできないので、万全ではない」と対応に苦慮している胸の内を語りました。

 また衝突件数の増加の明確な因果関係はわからないとしつつも、「人出が減っているので、新型コロナウイルスの影響も間接的には考えられなくはない」としています。

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