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原因はルール化されていない「確認ミス」…"ブレーキ機能せず"約8キロ走行した保線車両 JR社長謝罪

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砕石を散布するための「ミニホキ」(提供:JR北海道)

 6月7日、JR北海道の保線作業用の機械が、走行中にブレーキがきかない状態となり、約8キロに渡り走り続けた原因は、ブレーキ装置が機能しないことを確認していなかったためだとわかりました。

 これは6月7日午後11時50分ごろ、JR北海道・函館線の仁山‐大沼間で、線路の砕石を補充する作業をしていた砕石散布用の保線作業用機械、「ミニホキ」のブレーキが機能しなくなり、約8キロ先の七飯で自然停止するまで走り続けたものです。

 当時軌道モーターカーと「ミニホキ」2両を連結した計3両で、ブレーキをかける操作をしていたものの下りの急こう配もありブレーキが機能しませんでした。

 停止するまでの間、最高速度は時速80キロに達したとみられ、通過した3か所の踏切のうち2か所は警備員が配置されておらず、安全の確保ができていない状態でした。

軌道モーターカー(提供:JR北海道)

 JR北海道は原因について、「ミニホキ」のブレーキを作動させるシリンダー装置が、正常に動作する範囲内に調整されていなかったため、車輪を止める「制輪子」を十分に押し付けることができなかったと発表しました。

 さらにこの装置には正常に動作するように調整する目盛りがついていますが、日常的に行う「仕業点検」の項目に含まれておらず、確認していませんでした。

 最後にブレーキ装置の点検をしたのは4月20日の年次点検で、その時には異常はなかったということです。

 JR北海道は、当面の間軌道モーターカー135台とミニホキ57両を使用する作業を一時禁止し、作業を再開する場合は、走行前にブレーキの動作確認や装置の目盛りの確認をルール化し、再発防止に努めるとしています。

 島田修社長は、16日の会見で「重大な事故につながりかねない大変危険な事象を発生させてしまった。極めて深刻かつ重大に受け止めている。多くの皆様に大変な心配をかけていることを改めて深くお詫びするとともに、ただちに緊急対策を取り、原因究明に全力をあげ、必要な再発防止策を講じていく」としました。

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