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「短い間隔&空の注射器」刺すトラブルも…ワクチン予約 札幌で"40%残る"事態 職域接種への期待も

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 ワクチン接種でトラブルです。対象者の4割近くが接種を終えた根室市で、適切な間隔を開けずに2度目の接種を行うなど、接種ミスが相次いでいたことが分かりました。

 根室市によりますと5月18日、市内の高齢者施設に入所している90代の女性に対し、適切な間隔をあけずに2回目の接種を行いました。

 女性は4月30日に1回目の接種を終えていて本来であれば18日以上間隔をあける必要がありましたが、1日早く接種しました。

 また6月7日には、60代の女性に誤ってワクチンが入っていない状態で注射を行いました。今のところ2人の女性に体調不良はないということで、根室市は再発防止に努めたいとしています。

 北海道内では9日、5日連続で死者数が2ケタとなる16人の死亡が確認されました。また、新たに感染が確認されたのは、札幌の124人を含むあわせて179人となっています。

北海道の新規感染者は減少傾向に

 北海道内での新規感染者数は減少傾向に入っています。一方でワクチン接種はまだ進んでいません。

札幌の集団接種のワクチン予約は「約4割」残る事態

 札幌市内の75歳以上の高齢者へのワクチン接種率は、1回目が10.7%(6月3日現在)。集団接種の予約も37%が埋まっていない状況です(6月9日現在)。

 この状況を北海道医療大学の石角鈴華講師は、「中には副反応を心配して様子見している人、これまでの予約作業の中でなかなかつながらず諦めた人もいると思う。ワクチンを接種したいと思っていた人の予約は済んだのではないか」としたうえで、「予約していない人をどうフォローするかが今後の課題」と指摘しています。

 ワクチン接種を進めるうえで期待されているのが、企業や大学の「職域接種」です。概要は以下の通りです。

「職域接種」の概要

 ・ワクチン  :モデルナ社製
 ・打ち手と会場:企業・大学が自ら確保
 ・接種券   :届く前でも接種可能
 ・開始    :6月21日~(8日から予約開始)
 ・接種    :基本1000人単位、高齢者・基礎疾患のある人優先

 企業・大学の診療で行う場合と、医師・看護師が出張する場合、社員や学生が医療機関に出向く場合の3通りが想定されます。

 「職域接種」について石角講師は、「例えば会社内では集団免疫になるので、クラスターが起きにくくなる。企業活動が止まるリスクを回避でき、商店や小売業でも利用者も安心できるメリットがある」と今後の広がりに期待を示しています。

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