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コロナ禍の"希望のひとしずく" 北海道七飯町生まれの新しい日本酒がデビュー 「箱館醸蔵」の挑戦

道内経済 コラム・特集 友だち追加

 北海道の暮らしをつなぎ、未来を考えるシリーズ「北海道つながるドキュメント」を始めます。1回目は「コロナ禍の希望のひとしずく」です。

 来週、道南生まれの新しい日本酒がデビューします。

 この新酒、地域経済に大きなインパクトをもたらしています。

美しい「郷宝」

 着々と出荷の準備が進められているのは5月24日に発売される新たな日本酒「郷宝」です。

 製造したのは、2021年道南の七飯町にできた酒蔵「箱館醸蔵」。

 杜氏の東谷浩樹さん。納得の仕上がりになりました。

 箱館醸蔵 東谷浩樹 杜氏:「品のいい吟醸香が感じられて程よいうまみもしっかりあって非常に飲みやすいお酒ができたと思います」

 酒米と仕込み水も七飯町産にこだわりました。

 「郷宝」という名前には郷の宝で作る酒、という意味が込められています。

 「箱館醸蔵」の社長、冨原節子さん。

 元々は七飯町で100年以上続く酒店を営んでいました。

 酒蔵を立ち上げたきっかけは?

 箱館醸蔵 冨原 節子 社長:「旅行に行くとその土地にある料理と酒はマッチしますよね。(道南は酒蔵が)なくてなんとなくさみしいなと思っていた」

 約35年ものあいだ日本酒の酒蔵がなかった道南に誕生した「箱館醸蔵」。

 道外の酒蔵で酒造りも学んだ冨原さん。

 次第に「自分でも造りたい」という思いが強くなり、道南にとっては久々の酒蔵が生まれたのです。

 箱館醸蔵 冨原 節子 社長:「常に目の届くところに酒蔵がある。それが違和感なく地域に溶け込んでいくように私はなりたいし、努力します」

クラウドファンディングで多くの人々からの支援が…

 この挑戦を後押ししたのがクラウドファンディング。

 出資した人には火入れと割り水をしない「生原酒」という酒が発送されるとあって2000万円以上の支援が集まりました。

 クラウドファンディングの支援者しか手に入らない生原酒の「郷宝」を置く函館市の居酒屋です。

 本町 大人の和料理 あき山 秋山 一巳 料理長:「地元のコメ、地元の醸造所で作っていて、まずそれが楽しみ。料理もそれにあったものを出していければ」

 1週間塩漬けした後、ボイルして軽く"くん製"した「くじらベーコン」

「郷宝」のつまみとして、お客さんの評判も上々です。

 本町 大人の和料理 あき山 秋山 一巳 料理長:「(2019年)9月にオープンして次の年コロナ禍。その時はひどかったですね。(Q.その状況で「郷宝」は?)一筋の光ですよね」

 コロナ禍で月の売り上げは半分以下に…その分、箱館醸蔵への期待は大きいものがあります。

 さらに酒造りで生まれる副産物を使った、新商品の開発も急ピッチで進んでいます。

 魚まさ五稜郭総本店 高野 信子さん:「アイスがおいしい季節には間に合わせたい」

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