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札幌の東京五輪マラソン代表と北海道の“縁”「一山麻緒」…北海道マラソン元担当者が語る

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東京五輪の会場変更“騒動”を経て

東京五輪のマラソンの舞台ともなる北海道・札幌

 沿道での観戦自粛を要請して行う東京五輪のマラソンテスト大会「北海道・札幌マラソンフェスティバル」(5月5日、札幌市)について、毎年夏に行われてきた「北海道マラソン」を担当してきたUHB北海道文化放送のスタッフに聞く連続企画の2回目。答えるのは元アナウンサーで2017年には番組制作を担当したスポーツ部の近田誉。

 「“コロナ禍”で世界はまったく変わってしまって、当時の騒ぎなど遠い昔のことのよう。北海道札幌が五輪のマラソン会場になるなんて、まったく予想していなかった。大会8カ月前の変更だなんて本当にできるのだろうかと当時は違う意味で“開催を心配”していた」。

 “当時の騒ぎ”とは「マラソン・競歩」の会場変更のことです。東京五輪のマラソンは新国立競技場発着、浅草、銀座、芝公園、東京タワー、皇居前などを通るコースで予定されていましたが2019年初冬に突然、会場が北海道札幌に変わったのです。

 「東京五輪のマラソン代表選考会“MGC”の時も北海道に会場が変わるなどとは夢にも思っていなかった」。

 会場移転など全く想像していなかった当時、MGCを見て一山麻緒(ワコール)に強い印象を持ったと言います。

北海道で力をつける~2017年7月の士別

合宿と試合を組み合わせ夏の北海道でランナーは成長する(士別ハーフマラソン)

 前回の記事で、2019年9月のMGC女子で前田穂南(天満屋)が優勝したとき2017年の北海道マラソン初優勝を見ていたこともあって「まったく驚きはなかった」と述懐したが、MGCでは、ワコール勢の中で一山麻緒が真っ先に戻ってきた点にはちょっとした驚きというか“感嘆”さえ覚えた。

 一山は前半ハイペースを演出した。そして、前田が主導権を握ると早い段階で脱落した。突っ込んでいって失速するとマラソンでは通常、そのまま浮上することはない。ところが福士加代子、安藤友香(ともにワコール)といった強豪に先んじて6位でフィニッシュした。

 この時点では内定を得られなかった選手の中でも小原怜(天満屋)、松田瑞生(ダイハツ)、野上恵子(十八銀行)に次ぐ4番目だったが、その後の「スピード枠」を選ぶMGCファイナルチャレンジに向けてはマークが必要だなと取材ノートに記した。

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