信号以外にも"左右確認"を…小学校前で男児はねられ重傷 現場の横断歩道で注意呼びかけ

警察などによる街頭啓発活動(札幌市南区、2021年2月19日)
小学校前の横断歩道で男子児童がはねられ大ケガを負った事故を受けて、警察などが現場周辺で児童や運転手らに事故防止を呼び掛けました。
2月8日午前8時5分ごろ、北海道札幌市南区の市道で登校途中の10歳の男子児童が右から直進してきた軽乗用車にはねられました。
児童は腰の骨を折る大ケガを負っています。
現場は札幌市立澄川小学校の目の前にある信号機付きの横断歩道。
警察によりますと軽乗用車を運転していた30代の男性は「信号を見落とした」などと話していて、男子児童側が青信号だったとみられています。
この事故を受けて2月19日朝、交通安全の旗を持った警察や小学校の教師ら計17人が現場周辺に立ち、交通安全を呼び掛けながら児童の登校を見守りました。
現場では児童に対しスリップが原因で車が突っ込む事故も起きていることから、横断歩道では信号以外に左右をよく確認し渡るよう呼び掛けました。
また警察は、冬季間は太陽が低い位置を通過することで視界が太陽光で遮られやすいため、ドライバーはスリップに警戒しながらより慎重な運転が必要だとしています。