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「これより先に進めないというのが残念」平昌五輪代表の山口剛史プレーオフ敗退…日本カーリング選手権

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カーリング SC軽井沢クラブの山口剛史選手 (C) JCA IDE

 北京五輪選考会を兼ねたカーリングの日本選手権(北海道・稚内市みどりスポーツパーク)は2月12日、男子のプレーオフ1回戦が行われ、予選リーグ3位のSC軽井沢クラブは同4位のTM軽井沢に延長の末、5対4で敗れました。

 予選リーグ3位、4位が決勝に進出するためにはプレーオフ1回戦、その後の準決勝と勝ち進んでいくことが必要で、五輪代表へチャンスを残すにはもう1敗もできません。

 4対4の同点で迎えた延長、最後の石はSC軽井沢クラブが持っていました。

 TM軽井沢の両角友佑選手は「(第10エンドで決めきれず) 1度は負けた試合だった。ただ自分たちのできることを最後までやり切って、その結果を受け止めるだけというところまできた」と最後はどちらに転んでもおかしくなかったと振り返りました。

 SC軽井沢クラブの山口剛史選手は「チームワークを鍛え、最後の1投をイメージしてずっと練習してきた。投げる前まではすごく自信のある気持ちでいたが、終わってみると投げた時の記憶はほとんど飛んでいた。まだまだ甘かった。冷静さがなかったのかなと思う」とこみ上げる感情を抑えながら言葉をつなぎました。

 山口選手は北海道南富良野町出身、SC軽井沢クラブのセカンドで、豪快なテークショットや力強いスイープを武器に両角選手らとともに2018年の平昌五輪に出場しました。

 五輪後、両角選手の活動休止もあり、チームは再編。ポジションをスキップに変え、新しいメンバーと新しいSC軽井沢クラブをスタートさせました。

 2年前には地区予選で敗退し日本選手権に駒を進めることさえできませんでしたが、2020年は3位。今回はこの日まで前年2位のTM軽井沢を上回る戦いを続けていました。

 そして迎えたプレーオフの最終エンド、山口選手が最後のショットを終えた時、ハウスに残っていたのは相手の黄色い石が1つだけ。これが今大会、山口選手最後のプレーとなりました。

 平昌から3年、山口選手は「今のメンバーに出会って、とても可能性のあるメンバーだと思って、この1年は急成長できて、世界の場に行っても通用できるのではないかという力をつけてきた。新しいメンバーで新しいチームで北京を目指すと決めてやってきた。ここで、これより先に進めないというのが非常に残念。今後のことは今は何も考えられない」。

 誠実に言葉を絞り出し会場を後にしました。

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