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北海道コンサドーレ札幌GMに聞いた「コロナ禍のクラブ経営」そしてこれからの「クラブの未来図」#2

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新戦力を加え沖縄キャンプ中の北海道コンサドーレ札幌

 北海道コンサドーレ札幌でこれまでスカウト、強化部長を歴任するなど20年以上にわたりチームの強化を担当し、現在はクラブのGM(ゼネラルマネージャー)を務める三上大勝氏に、クラブの展望、『未来図』を聞いたインタビューをもとにお届けする第二弾です。

 前回は異色の戦術『オールコートマンツーマンディフェンス』が、実は3年前の2018年から周到に準備されたクラブとしての挑戦だったことが初めて明かされました。

 今回は進藤亮佑選手らアカデミー出身選手たちの移籍、そして小野伸二選手の電撃復帰など、普段語られることのない『選手移籍の舞台裏』についてお聞きしました。(取材:UHB北海道文化放送「コンサラボ」)

完全移籍という大きな決断を下したアカデミー出身の進藤亮佑(右)

■クラブで育った地元出身選手たちの決断

 ―このオフは10人の選手が加入・復帰する一方で、8人の選手が引退・契約満了・移籍しました。その中には進藤亮佑選手のC大阪への完全移籍も。サポーター人気が高く、地元・札幌生まれでアカデミー育ち、2019年には日本代表にも選出された、まさにこれからという選手の移籍です。どういう経緯があったのでしょうか?

 三上GM:「進藤選手にオファーがあったのが、12月に入るか入らないかくらいのタイミングでした。クラブとしてはそういったオファーがあった場合、必ず選手に伝えます。その中でクラブの考えを伝え、選手の思いを聞き出した中で、お互いにとって一番いい方法は何なのかということを話し合います。進藤に関しても同様でした。クラブとしてはアカデミーから出てきた貴重な選手の一人。日本代表に選出されるくらい評価を高めてきていたので、ぜひウチのクラブで『代表定着』して欲しいとお願いしていました」

 「彼の中では、選手として成長していくにあたって、色々なことをしっかり考えたいというのがひとつありました。そしてもうひとつ、これは彼だけではないのですが、ありがたいことにウチに所属していた選手は基本的にコンサドーレでずっとサッカーをやっていきたいと言ってくれます」

 「こういう世界なので、いつかは海外・国内含めて違うチームに行くかもしれない。でも、その時には違約金・移籍金をきちんとクラブに落として、そのお金でクラブが次なる投資をしていく。今回、進藤はアカデミーに投資をして、第2の進藤、第3の進藤に繋げていくことを望んでくれましたが、お金をそういったことに使えるよう自分たちも望んでいます、と他の選手も言ってくれるんです」

 「進藤の中では自分の次なるステップと、このタイミングであればクラブに違約金・移籍金、自分の思いをきちんと残した上で次なるチャレンジができるんじゃないかという結論があったんじゃないかと、僕は捉えています」

  • みんテレ