まるで”北の摩天楼” 札幌駅周辺の再開発計画...「変わらざるを得ない」コロナ禍で先行きに懸念の声も
再開発計画が進むJR札幌駅周辺。超高層ビルが立ち並ぶことになりますが、札幌の再開発に新型コロナウイルスの影響は及ぶのか、専門家に聞きました。
JR札幌駅周辺に姿を現す"北の摩天楼"
札幌市民:「ショッピング楽しみ」「新しくなるのは楽しみ」
しかし、コロナ禍で行き先には懸念の声も…。
専門家:「(コロナ禍で)ホテルも商業施設も変わる」
札幌の再開発はどうなるのでしょうか。
JR札幌駅周辺にはJRタワーを囲むように、少なくとも3つの超高層ビルが立ち並ぶ建設計画が進んでいます。
北海道新幹線が札幌へ延伸する頃に現れるその姿は、まるで"北の摩天楼"です。まず、駅の東側を見てみると…

駅の東側 北5西1・2のエリア
三宅 真人 記者:「まだ駐車場ですが、ここに隣のJRタワーをはるかにしのぐ超高層ビルが計画されています」

主にJR北海道と札幌市が共同で開発
駅前の商業施設エスタを含めた北5条西1、西2丁目に計画されているのは、主にJR北海道と札幌市が共同で開発するビルです。
ホテル、オフィス、商業施設が入居するほか、2030年度末に開業する北海道新幹線の駅とも直結しバスターミナルも作られるなど、交通の要所にもなります。
ビルの形は2つの案がありますが、最大で高さ255メートルで、東京都庁をも上回る高さとなります。
その眺望を体感するためドローンの映像を見てみます。

高さ230メートルに達するとJRタワーが眼下に
高さ230メートルに達すると、現在、北海道内で最も高い173メートルのJRタワーが眼下にある、今まで見たことがない景色です。2029年秋の完成を目指しています。
"北の摩天楼"2つ目は、札幌駅南口の札幌西武跡地です。

南口札幌西武跡地
三宅 真人 記者:「札幌駅前の一等地。長く空き地だったここにも、JRタワーをしのぐ超高層ビルが建設されます」

駅前通りの景色が一変の予感
札幌西武があった北4条西3丁目は、家電量販店ヨドバシカメラなどでつくる再開発準備組合が計画を進めています。
北側に高さ60メートルの商業施設。南側の高さ220メートルのメインタワーには、低層階に商業施設、中層階にオフィスエリア、上層階にホテルを想定しています。
完成は、2020年代中頃。駅前通りの景色はこのとおり。印象ががらりと変わります。