3人死亡 194人感染北海道…新たに社会福祉施設で24人クラスター 増加傾向続く

感染者情報を発表した北海道
北海道は1月14日、新たに新型コロナウイルスへの感染が確認された78人の詳細を発表しました。
北海道発表分として2日連続で新たに社会福祉施設でクラスターが確認されました。
●地域共生ホーム「らしさおむかいさん」
小規模多機能ホーム「らしさ久根別」(北斗市):24人
職員の感染が1月11日に判明し、濃厚接触者の検査を進めたところ、24人(職員11、施設利用者13)の感染が確認されました。
10代から90代で、軽症または無症状です。
北海道は、これまで85人にPCR検査を行っています。
これまでのクラスターも拡大しています。
●飲食店(倶知安町)
新たに利用客4人の感染が確認され、この関連の感染者は計38人(従業員5、利用客33)となりました。
●介護付き有料老人ホーム「川北くらぶ」(帯広市)
新たに職員の感染が確認され、この関連の感染者は計9人(職員6、施設入所者3)となりました。
●帯広徳洲会病院(音更町)
新たに入院患者2人の感染が確認され、この関連の感染者は計45人(職員17、入院患者28)となりました。
●住宅型有料老人ホーム「北勝館」(音更町)
新たに職員と施設入所者の感染が確認され、この関連の感染者は計24人(職員6、施設入所者18)となりました。
●養護老人ホーム「ひまわり荘」(新得町)
新たに職員の感染が確認され、この関連の感染者は計16人(職員4、施設入所者12)となりました。
またこれとは別に、北海道庁の感染者も確認されています。
●北海道農政部(札幌市の本庁舎)
新たに職員の感染が確認され、この関連の感染者は計11人となりました。
北海道警は、警察官の感染を発表しました。
●北海道警察本部 警察相談課 50代男性警察官
1月13日に陽性が判明しました。
6日の勤務が最後ですが、市民との接触状況を調査中です。
14日は北海道警察本部 薬物銃器対策課 50代 男性警察官の感染も確認されていて、北海道警の感染は28例となり感染確認が続いています。
【1月14日北海道発表分の感染者情報】
▼空知地方:2人
▼石狩地方:6人
●江別市:3人
●千歳市:1人
●北広島市:1人
▼後志地方:5人
●倶知安町:3人
●余市町:1人
▼胆振地方:8人
●苫小牧市:6人
▼渡島地方:12人
●北斗市:10人
▼上川地方:1人
▼留萌地方:1人(中等症)
▼宗谷地方:1人
▼オホーツク地方:4人
●北見市:2人
▼十勝地方:4人
●帯広市:2人
●音更町:1人(中等症)
●釧路市:3人
●長野県:1人
14日は3人(北海道発表分1、札幌市2)が死亡、感染者は札幌市88、旭川市1、函館市16、小樽市11人が確認され、あわせて194人。9日連続で100人を上回り増加傾向が続いています。
札幌市では新たなクラスターは2日ぶりに確認されていません。
194人中、79人の感染経路が不明で、重症者は前日から3人減って9人。うち札幌市は前日から3人減って4人となっています。
北海道内の感染者は、計15261人となりました。
北海道は緊急事態宣言を要請する基準として、新規感染者が1週間に人口10万人あたり25人を超えた場合を新たに決めていて、1週間平均では1327人。
1月14日までの1週間では「1167人」と基準に近づいています。