作業療法士の女性殺人「死亡推定時刻などから」元同僚男の控訴退ける…即日"上告"

殺人罪に問われ上告した熊倉昭洋被告(46)
2016年、札幌市西区で当時23歳の作業療法士の女性を殺害した罪に問われた男の控訴審で1月12日、札幌高裁は男の訴えを退け、懲役19年の判決を言い渡しました。
札幌市の熊倉昭洋被告(46)は2016年11月、元同僚で作業療法士の木村安由光さん(当時23)の首を絞め、浴槽に沈めて殺害した罪に問われています。
熊倉被告は一審で「自分が立ち去ったあとに第三者によって木村さんが殺害された」などと関与を否定し無罪を主張していましたが、2019年札幌地裁は懲役19年の判決を下し、控訴していました。
1月12日の控訴審で、札幌高裁は「死亡推定時刻などから、被害者が熊倉被告と自宅にいた食後2時間から3時間以内に殺された可能性が高い」として懲役19年の一審判決を支持し、熊倉被告の控訴を退けました。
熊倉被告は2審の判決を不服として、1月12日付けで上告しました。