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【ススキノ哀歌】コロナ禍で去るか・残るか…店主たちの"分岐点"「生き抜く」思いを胸に

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 新型コロナウイルスの感染源と名指しされ、客が客が激減した夜の街北海道ススキノ。苦境に立つ経営者の思いに迫ります。


「ススキノの接待を伴う飲食店で集団感染が発生した」

 猛烈な第3波。感染源のごとく名指しされ、苦境に立つススキノ。

 ものまねタレント 何ン田 研二さん :「本当につらいです、悔しいです」

 コロナ不況で追い込まれた飲食店。ススキノを去るか、残るか。人生の選択を迫られています。

 スナック じゅん・ぽーと 田中 順子さん:「女性スタッフはとにかく首を切らないでやっていく。お給料は毎日現金で払っているから、現金がだんだん必要になってくる」

 ススキノでスナックを経営して35年、田中順子さんです。

 女性スタッフの給料をどう捻出したらいいのか、札幌商工会議所が開設した窓口に相談しました。

 厳しい経営を強いられた背景には「接待を伴う飲食店」での感染拡大がありました。

7月から始まり第3波で感染者が急増

 発端は7月。キャバクラで従業員と客、12人が感染するクラスターが発生。感染は拡大し、9月には100人を超えました。

 さらに第3波が襲い、11月には500人を超え、2か月ほどで感染者数は5倍に増えました。

 鈴木 直道 北海道知事:「接待を伴う飲食店につきまして、休業のお願いをさせていただきたい」

 感染拡大を抑えるため、北海道は11月26日、「接待を伴う飲食店」に休業を要請。協力した店には60万円の支援金が支給されることになりました。

ススキノで生き抜く覚悟を決めた人

 田中さんのスナックは家賃だけで約40万円かかります。外出自粛要請も影響し、売り上げは2019年と比べ6割減。田中さんは休業を決めました。

 Q.固定費、人件費払って60万円で足りるのか?

 スナック じゅん・ぽーと 田中 順子さん:「いやいや賄えない。私の生活もあるから。100万円はないと」

 なんとか取り引きが長い銀行から、3年間無利子の融資が決まりましたが、気がかりなのは女性スタッフです。

 スナック じゅん・ぽーと 田中 順子さん:「(店の休業で)女の子たちに申し訳ない。生活費の一部はアルバイトで賄われているので」

 72歳で新たな借金を抱えた田中さん。雇用を維持し、ススキノで生き抜く覚悟です。

 一方で去る決断をした人もいました。

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