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感染症対策に詳しい塚本容子先生に聞く~GoToトラベル 札幌市除外の"落とし穴"とは…

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北海道医療大学 塚本容子教授

 16日連続で新型コロナの感染が100人を超えるなど感染拡大が止まらない札幌市。その札幌市がGoToトラベルの対象から一時除外されることになりました。

 感染看護学に詳しく感染症対策のプロでもある北海道医療大学の塚本容子教授に、札幌除外について聞いてみました。

 Q:GoToトラベル札幌市除外についてどう評価しますか?

 A:もともとGoToトラベルによる移動自体に感染リスクがあったわけでない。感染対策ができない人が移動先で感染を広げる行動をとることがリスクでした。経済や懸命に感染対策をとっている飲食店などのことを考えると、できればGoTo除外ではなく、個人にもっと気を付けて対策をとってもらうことで感染を抑えられたらと思っていました。しかし今はもう本当に医療がひっ迫し、命に関わる問題になりつつあるので、この対応は致し方ないのかなと思います。

 Q:札幌だけの除外で効果はあると思いますか?

 A:この週末も札幌市内の人出は減っており、ある程度は市内の感染は減るかと思います。ただ危惧されるのは「札幌以外だったら大丈夫」「札幌市内は危ないからほかに行こう」という心理が働いてしまうことです。他の地域が混雑してしまうと、そこで感染が拡大する可能性が出てくることになります。地方の医療体制は脆弱なので非常に心配です。既に旭川市や函館市などでは医療がひっ迫してきており、札幌市だけの除外で大丈夫かな、という思いはあります。

"GoTo"札幌対象外 その盲点とは

 Q:札幌へのGoToトラベルだけが除外になることについては?

 A:札幌には来ないというだけで、札幌から外に出てまた戻ってくるのはありえるので、なかなか抑止効果が見えてこないのでは。

 Q:一時停止が3週間。期間についてはどう評価しますか?

 A:3週間というのが何を根拠に決まったのかわかりません。おそらく年末年始にかからないようにとの配慮かと思います。この3週間で本当に感染拡大を防ぐことができるのかどうか。やってみないとわかりませんね。