「イヤイヤ期で痩せてきたのかと」2歳"詩梨ちゃん"裁判…母親育児放棄・衰弱死を否定 交際男暴行も主張
2019年6月札幌で2歳の女の子が衰弱死した事件で、食事を与えず放置して死亡させた罪に問われている母親の裁判。
11月5日母親が証言台に立ち、育児放棄や衰弱死を否定しました。
池田莉菜被告の証言:「コンビニエンスストアで弁当や娘の好きなヨーグルトを買ってあげていました」
涙声になりながら証言台で話す池田莉菜被告(22)…。

生前の池田詩梨(ことり)ちゃん
池田被告は2019年5月中旬から、交際相手の藤原一弥被告(26)と共謀して、娘で2歳の詩梨ちゃんに十分な食事を与えず衰弱死させたとして、保護責任者遺棄致死の罪に問われています。
5日の裁判では池田被告が証言に立ち、育児放棄や衰弱死を否定し、無罪を主張しました。
池田莉菜被告:「イヤイヤ期で食べてくれないときもあり、痩せてきたのかと思っていました」
検察側は、詩梨ちゃんが藤原被告による暴行や2人が必要な食事や医療を与えず、衰弱していったと指摘しています。
詩梨ちゃんの身体に残っていたケガを問われると…

送検される藤原一弥被告(2019年6月)
池田莉菜被告:「一弥君(藤原被告)とのケンカをしたあと、娘にケガがあることに気づいた」
ケガは藤原被告の暴行によるものだと主張しました。
6日は詩梨ちゃんの遺体を解剖した医師が証言します。