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狙いは7町村の「洋上風力」"核のごみ"調査応募の寿都町長 地域の将来を見据えた思い語る…判断は選挙で

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 激しい反発の中、なぜ推し進めるのでしょうか?

 "核のごみ"の最終処分場建設をめぐる文献調査に応募した北海道後志地方の寿都町。

 調査応募の手続きを終えた片岡春雄寿都町長に真意を聞くと、寿都町だけではない地域全体の将来を見据えた"ある思惑"がありました。

「肌感覚で賛成が上回っている」とした一方で…

 片岡 春雄 寿都町長:「思ったよりも核のごみに対するアレルギーが強い。肌で感じた」

 「肌感覚で賛成の声が上回っている」。そう語って、文献調査応募を推し進めた片岡町長。

 10月9日の正式な調査応募から2週間。強引とも見えた応募の真意を語りました。

「洋上風力誘致」への思いを口にする寿都町長

 片岡 春雄 寿都町長:「もともと洋上風力が前提。核のごみとの関係はどうなのか質問はない。たまたま(時期が)一緒になった。核のごみは寿都独自。洋上風車は7か町村4漁協。組織違いますから寿都は一員です。(核のごみと)結びつけたがるけど違う」

 寿都町と周辺の島牧村や蘭越町、そして神恵内村などの7町村は、国が進める洋上風力発電の誘致を進めています。

 この地域では日本海からの風を利用した地上での風力発電に取り組んできました。

 しかし施設の老朽化や買い取り価格の下落で将来が見通せない状況となり、洋上発電に手を挙げましたが思うように進んでいません。

 調査応募はその打開策でもありました。

 片岡 春雄 寿都町長:「言葉難しくて(調査応募で国に)貸しって言葉は耳障りでよくない。(国は)喜ぶだろうな、東洋町以来どこも手をあげないから。(洋上風力の選定に有利と)まったくない言えばうそになります」

"核のごみ"誘致が有利に働くのか…

 停滞していた核のごみ問題で国に恩を売り、洋上風力の誘致を有利に進める…。そんな思惑もありました。 

 片岡 春雄 寿都町長:「文献だけではこの地域の地層が頑丈なのか頑丈でないのかわからない。概要調査のボーリングは必要でしょう。6期目に公約として出すことで、認められれば住民投票は必要ない。ここでみなさんがNOと突きつければ落選。ここが一つのキーポイント」

 動き出した核のごみ問題。その一方で「本丸」として進めようとしている洋上風力発電の誘致。

 片岡町長の次の一手に注目が集まります。