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「同居していたのに不合理」2歳詩梨ちゃん衰弱死裁判…暴行否定した交際男の"証言認めず"懲役13年判決

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 2019年6月、北海道札幌市で2歳の池田詩梨(いけだ・ことり)ちゃんが死亡し、母親の交際相手が傷害致死などの罪に問われていた裁判。
 
 札幌地裁は10月16日、男に懲役13年の実刑判決を言い渡しました。

送検される藤原一弥被告(2019年6月)

 傷害致死などの罪に問われた藤原一弥被告(25)は、裁判で暴行を否定し、無罪を主張していました。
 
 判決を言い渡された時も身動き一つせず、まっすぐ前を向いて聞いていました。
 
 密室で目撃証言もほとんど無い中、裁判員は難しい判決に臨みました。

「難しい判断」を迫られた裁判員の会見

 裁判員:「非常に難しかった。裏付け証拠が不足していたと思います」

 裁判員:「藤原被告、池田被告の証言が矛盾していて事実認定が困難だった」

 マンションの一室で起きた事件、そこで何が起きたのか。

生前の池田詩梨(ことり)ちゃん

 札幌市中央区で2019年6月に死亡した池田詩梨ちゃん(当時2)。

 頭を骨折していたほか、熱い液体をかけられたとみられる"やけど"がありました。さらに、たばこを押し付けられた痕も…。

藤原一弥被告(左)と池田莉菜被告(右)

 詩梨ちゃんは、母親の池田莉菜被告(22)と、その交際相手の藤原一弥被告(25)と3人で暮らしていました。

 暴行を加えたのは誰なのか。

 傷害致死などの罪に問われた藤原被告は、「暴行は一切していない」と無罪を主張していました。

判決に臨んだ藤原一弥被告(イラスト)

 目撃証言が乏しいなか、裁判所は詩梨ちゃんが藤原被告と2人でいる時にケガをしていることなどから、藤原被告の暴行があったと認めて「傷害罪」を適用しました。

 そのうえで「ケガの原因はわからない」などという証言については、「同居していたのに不合理だ」として認めず、懲役13年の判決(求刑 懲役18年)を言い渡しました。

 判決を終えて裁判員は...

札幌地裁

 裁判員:「子どもを持つ家庭を社会・第三者に開かれたものにする必要があると思った」

 弁護側は控訴について、「藤原被告と相談して決めたい」としました。

 一方、詩梨ちゃんの母親である池田莉菜(いけだ・りな)被告の裁判員裁判は11月2日に始まります。

 池田被告も保護責任者遺棄致死の罪に問われていて、無罪を主張する見通しです。

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【育児に悩んだ際の相談窓口】
 
●札幌市 子ども安心ホットライン
011-622-0010(24時間 365日可能)

●児童相談所 虐待対応ダイヤル
局番なし「189」