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あの"絶滅危惧種"が定置網に2度も…浜の人「カワイイ」"癒し"もたらし再び海へ 研究チームが行動調査

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 10月15日、北海道南部にある森町の海で、定置網に、ある海の生物がかかり、浜の人々の人気を呼ぶとともに、北大の研究チームが行動範囲を調査する研究を進めています。

 北海道南部の森町で、定置網にかかったのはウミガメ。

 環境省の絶滅危惧種にも指定されている「アカウミガメ」です。

 大きさは約70センチ、体重は50キロほど。ケースの中でじっとおとなしくしています。

 そのかわいらしい表情が、浜の人たちに癒しを与えています。

 森漁協組合 山田 誠さん:「かわいいですね」

 Q.豊漁を願うきっかけになる?

 森漁協組合 山田 誠さん:「昔はそんな雰囲気があったけど、いまはしょっちゅう(網に)入るので、あまりそういう雰囲気はなくなった」

 実はこのウミガメ、10月14日に一度、網にかかり、北大の研究チームが記録計をつけて海に戻し、行動を調査している最中でした。

 翌15日午前7時ごろになって、再び網にかかったということです。

 北大大学院水産科学研究院 富安 信 助教:「季節的にも水温的にも、本来は北海道から南へ下る時期。14日は移動の最中だったとみられるが、15日はうまく抜け出せず、また網にかかったのかな」

 北大の研究チームは、一旦記録計を回収したあと、別の記録計をつけなおし、再びウミガメを海へ返しました。

 記録計をつけた個体がどこかで見つかることがあれば、海での行動範囲の研究に大いに役立つということです。

 北海道では9月14日にも、東部の白糠町でアカウミガメが秋サケの定置網にかかり、浜の「珍客」として話題になりました。

 一方、南部でのアカウミガメ発見は"よくあること"で、森町では今年8匹目とのこと。


 専門家によりますと、夏を過ぎればウミガメは噴火湾から南下していくということです。