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"収穫目前"の野菜・果物盗難相次ぐ北海道…メロン200個&ミニトマト100キロ 警察とJAが対策会議

事件・事故 社会 友だち追加

 北海道内各地で収穫前の農作物の窃盗被害が相次いでいます。

 2020年に入り、その数は約30件に上っています。北海道警は9月17日、JA北海道中央会と対策について話し合いました。

 出荷間近のメロンが約200個。被害金額は20万円。

 真っ赤なミニトマトが約100キロ。被害金額5万円。農作物の窃盗被害が相次いでいます。

 北海道警とJAが会議を開き、対策に乗り出しました。いま北海道内で一体何が起きているのでしょうか?

 北海道警とJAが開いた、農畜産物の盗難防止に関する会議。北海道内での窃盗被害は、2020年約30件に上っています。

 7月には北海道南部の厚沢部町の農園でメロン約200個が盗まれました。被害額は約20万円で、いずれも出荷間近でした。

 メロン農家 佐々木 久美子さん:「(盗まれたメロンは)完熟です。怒りはあるけど、それよりお客さんに頼まれていたので、どうしたらいいか、申し訳ない。すごくいいメロンだったので」

 さらに、北海道東部の弟子屈町の保育園の畑で育てていたジャガイモ50株とニンジン50本が盗まれるなど、収穫時期を迎えた農作物の窃盗が各地で相次いでいます。

 17日の会議では、農業用ハウスの出入り口に鍵をかけることや、防犯カメラの存在を伝えるステッカーを貼るなどの対策が紹介されました。

 JA北海道中央会 小野寺 俊幸 会長:「農家や関係する人すべてに啓発活動をしていきたい」

今年の主な農作物盗難被害

2020年北海道内の主な農作物盗難被害

 2020年北海道内では農作物の盗難被害が相次いでいます。主なものは以下の通りです。

・厚沢部町7月:メロン200個(20万円)
・仁木町 9月:ミニトマト100キロ(5万円)
・砂川市 8月:ミニトマト100キロ(7万円)
・弟子屈町9月:ジャガイモ50株、ニンジン50本(3000円)※保育園児が収穫予定
・幕別町 9月:トウモロコシ400本(金額不明)

なぜ盗難被害が多発するのか…背景には

盗難多発の背景には「インターネットの普及」があるという指摘も

 なぜ盗難が多発するのか。農業経済学に詳しい宮城大学 大泉一貫名誉教授は、「インターネットの普及によって、盗んだ農作物を売りさばくルートが多様化している。そのため盗む量も増加」と指摘します。

 盗んだものを対面でなくてもさばけてしまう事情も、背景にあるということです。