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秋サケ定置網に"アカウミガメ"が…高い海水温の影響か 思わぬ縁起物に和む現場「カメの恩返しで豊漁に」

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 不漁が続く秋サケ漁にも"良い影響"が期待されています。北海道東部の白糠町で、定置網に絶滅危惧種に指定されている「アカウミガメ」がかかり、縁起が良いと話題となっています。

 秋サケの定置網にかかったのは、サケではなく環境省の絶滅危惧種に指定されている「アカウミガメ」。漁業者の間では長寿のカメは「縁起物」とされています。

 9月14日朝、白糠沖の定置網でカメが見つかり、漁師たちが甲羅のコケを落としてきれいにした後海に戻しました。

 第三十一宝栄丸 木村 太朗 船長:「厳しい漁が続く中で、乗組員も元気がない中で和ませてくれた。豊漁になってほしい。カメの恩返しで」

 専門機関によりますと、アカウミガメは6月から8月にかけて福島県より南の太平洋沿岸で産卵しますが、北海道東部での発見例は少ないということです。

 2020年は北海道周辺の海水温が例年より高く、北海道東部では秋サケの定置網にマンボウやブリなど南の海に生息する生き物が次々と網にかかっています。

 今回のウミガメ発見も海水温の上昇が原因なのでしょうか。

北海道大学大学院 水産科学研究院 富安 信 助教:「(ウミガメに)GPSを付けて追いかけていてもきれいに20℃~23℃の水温を上がったり下りたりしている。今回、北海道東部のほうまで表層の水温が温かかったので、回遊している内に網に入ったのかな」

 ウミガメが網にかかった14日は、北海道東部の海水温が20℃前後と平年より2~3度高くなっていました。

 この高い海水温で、秋サケ漁の時期になってもウミガメが道東沖にとどまっていた可能性がありそうです。 

 縁起が良いといわれるウミガメの登場。サンマや秋サケの不漁が続くなか、漁業者たちは今後の豊漁をもたらしてほしいと願っています。