きみと、ずっと。UHB|北海道文化放送

MENU CLOSE

「原発誘致の責任がある」"核のごみ"調査応募に神恵内村でも動き…商工会検討求める 国・寿都町長は歓迎

社会 友だち追加

 原発から出る高レベル放射性廃棄物の最終処分場選定に向けた調査について、北海道神恵内村の商工会が応募を検討するよう村議会に請願を行っていたことがわかりました。
 
 寿都町に続き北海道2か所目となる応募検討の動きをまとめました。

 神恵内村商工会 上田 道博 会長:「村の状況を考えたら先が見えない。(調査の)一連がある。すべてが来てくれればいい」

 Q.処分場誘致の検討を始めてほしい?
 神恵内村商工会 上田 道博 会長:「そういうこと」

 9月11日朝取材に応じた神恵内村商工会の上田会長。

 核のごみの最終処分場選定をめぐって、調査への応募を検討するよう、9月8日に村議会に請願を行いました。

 神恵内村は人口約800人。漁業が主要産業です。

 また泊原発に関して、北海道電力と北海道との間で「安全協定」を結ぶ立地自治体の1つでもあります。

 商工会では、人口減少対策と雇用を生み出す方法の1つとして、半年以上前から委員会を作って検討を続けてきたということです。

 神恵内村商工会 上田 道博 会長:「(目的は)人と仕事、それだけだ。それによって経済が回る」

 また原発の立地自治体として、核のごみにも責任を持つべきとも訴えます。

 神恵内村商工会 上田 道博 会長:「責任がある。我々は誘致したのだから。一般のごみでもお金を出して片づけている。危険なものならなおさらだ」

 Q.神恵内村のイメージに影響も?
 神恵内村商工会 上田 道博 会長:「ないと思う。すでに(人口減少などで)影響を受けていて、これを打破しようととしている。何の影響があるのか」

 突然明らかになった動きに、村民は。

 村民:「いいことだと思う。悪いことではない」

 村民:「反対、反対、反対。受け入れられない」

 村民:「国から金は来るみたいだけど、決していいものではない」

 一方、請願を受けた村議会の議員は。

 稲葉 寛久 神恵内村議:「請願が出ているから、それなりに対応する。議会としても村民の声ということで。真摯に対応します。原発の隣村でもあるし、知識は何十年かけてもっているから、理解度はあると思います」

 神恵内村の高橋村長は、これを受けて会見を開きました。

 高橋 昌幸 神恵内村長:「(Q.調査応募への反対ではない?)私からは発言を控えたい。核のごみの最終処分場は、国が推進している事業ですので、今までも私自身は関心持って見守っていた」

 またすでに応募の検討を表明している片岡春雄寿都町長とは、事前の相談はしていないとしました。

 商工会が出した応募検討を求める請願については、9月15日から始まる定例村議会で審議される見通しです。

 この動きを国は歓迎します。

 梶山 経産相:「神恵内村の商工会をはじめ、複数の経済団体から関心を示してもらっている。大変ありがたいことだと思います」

 ただ国が公表した処分に適した場所を示す科学的特性マップを見ると、神恵内村は、南側の一部を除いてほとんどが"不適地"とされています。

 それでも梶山大臣は、調査対象になり得るとの認識を示しました。

 梶山 経産相:「神恵内村にも好ましい特性が見込まれる地域が一部存在している。適地があれば、そこも手を挙げる可能性がある」

 応募検討を表明している片岡寿都町長は、神恵内村での動きについて。

 片岡 春雄 寿都町長:「けさの新聞を見て元気を取り戻した。この議論は日本中当たり前の議論です。特別な議論ではない。タッグを組んでやっていきましょうという思いです」

  • みんテレ