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「20億円欲しさに進めているわけではない」"核のごみ"文献調査へ応募検討の北海道寿都町長が語る真意

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 「核のごみ」問題で一石を投じた北海道寿都町の片岡春雄町長が8月31日、UHBみんテレに生出演し、現時点での思いを語りました。

【最終処分場選定までの3段階の調査】
・文献調査(2年):過去の地震などを調査→交付金20億円
・概要調査(4年):地質を調査→交付金70億円
・精密調査(14年):地下深部に調査施設→交付金検討中

 Q.交付金が大きな理由?

 片岡 春雄 寿都町長:「いま財政に苦しんでいるわけではない。町税が約2億3000~4000万円あるが、その3倍~3.5倍を風力発電・ふるさと納税でかせいでいる町なので、いま困っているわけではない。ただ、新型コロナウイルスの影響で、相当経済が疲弊している。税金も当然集まらない。来年度以降相当厳しい状況を見込んだ中で、ただ20億円欲しさに進めているわけではなく、勉強会の中であまりにどこも手をあげない。諸外国から見たら無責任と思われるのが残念。誰かが先導役をやらなきゃいけないだろう。その意味合いの方が大きくて、20億円に魅力を感じて進めたわけではないので、誤解の無いようにお願いしたい」

 などと語り、核のごみの最終処分場選定の議論が進まないことの「先導役」として手をあげることの重要性を強調しました。その上で、3段階のどこまで調査を進めるかについては。

 Q.最終的に調査はどこまで進める方針?

 片岡 春雄 寿都町長:「概要調査にならないとボーリング調査はしない。一昨年の北海道胆振東部地震のブラックアウトの体験で、『自分の地質は大丈夫か』という不安感を視野に入れているので概要調査はやるべきだと私個人は思っているが、勝手には決められないのでみなさんと協議していきたい」

 2段階目の「概要調査」まで進めたいとの姿勢を示しました。そして、"核のごみ"の最終処分について議論の必要性を語りました。

 Q.国の「核燃料サイクル」には賛成の立場なのか?

 片岡 春雄 寿都町長:「賛成も反対もなく、最後は処分をしないといけない。世界の決め事ですから。最後はどうするのか?全て若い人へ先送りでいいのか。冷静に国民全体で決めるべきだと思う。安全なところはどこなのか、何10の自治体が手をあげて、諸外国が進めているように日本も早く決めないといけないと思う」

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