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"SNS映え"する青果店がススキノに期間限定開業!もっと野菜を&飲食店も下支え #コロナとどう暮らす

道内経済 コラム・特集 友だち追加

 ススキノにSNS映えすると人気の青果店があります。一体どんな店なのでしょうか?その誕生の背景には、新型コロナウイルスによる苦境を逆手に取った戦略がありました。

 2020年6月、ススキノにオープンした「ワタシノマルシェ」。新型コロナウイルスの影響で休業した飲食店を間借りしました。

 長岡 伶奈 記者:「とても雰囲気良くて素敵なカフェですが、あちらにはたくさん野菜が並んでいて八百屋でもあるんです」

 カフェ・スペースの向かいには果物や野菜が並び小売りをしています。カフェではイチゴをあしらったソフトクリームや、りんご飴など新鮮な果物を使ったスイーツが楽しめるんです。このオシャレなたたずまいがSNS映えすると人気になっています。

 instagram ユーザー:「お花や野菜のディスプレイがとっても素敵」「トマトが最高に美味しくてしばらく通いそうです」

 なぜ、このような店をオープンしたのでしょうか?そこには新型コロナウイルスの思わぬ影響と、消えたススキノのランドマークが関係していました。

 ススキノにオープンした、カフェを併設した青果店「ワタシノマルシェ」。

 経営する水戸康人さんです。水戸さんは札幌市内で青果の専門店を営んでいますが、新型コロナウイルスの影響で売り上げが大きく落ち込みました。

 水戸青果 水戸 康人 社長:「飲食店やホテルなど、ススキノが主な取引先。ススキノにお客がこない状態がコロナになってからしばらく続いたので、売り上げは8割減になっています」

 飲食店向けの売り上げが減った分、新しい販売先を開拓しようとしたのです。店舗をプロデュースしたデザイナーは…。

 健康食育マスター 長岡 未来さん:「店に入っただけで、日常とは違うとか、ここに来ると元気になる空間になったらいいな」

 野菜離れが進み青果店になじみのない若者を呼び込もうと考え、SNS映えを意識しました。その結果…。

 客:「入り口からオシャレな感じがして、どういう商品があるのかと興味がわいて入りました」

 水戸青果 水戸 康人 社長:「20歳くらいの人が、野菜を買って写真を撮って、これをきっかけに野菜をもっと食べてほしい」

 この店をオープンしたのには、もうひとつ切実な理由があります。

 2020年5月、大型商業施設のススキノラフィラが閉店。青果などを扱う市民の台所がなくなったのです。

 水戸青果 水戸 康人 社長:「取引先の客が大変困っているとたくさんの人から聞いた」

 ススキノの飲食店にとっては死活問題でした。こちらの居酒屋では…。

 北海料理 古艪帆来 佐々木 隆成さん:「急に野菜がなくなった時も、走って買いに行ったりできて、助かっています」

 昔ながらの青果店は、スーパーなどにとってかわられ減り続けています。60年前には札幌市内に約1000店あったのが現在は380店に。

 新しい形態の店舗で青果店復活を。思いが詰まった「ワタシノマルシェ」は、8月16日までの期間限定営業です。