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中1男子生徒の死めぐり母"いじめ自殺"主張…市教委「身体へのからかい確認」4日前には保健室で悩み告白

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登別市教育委員会の会見 北海道登別市 2020年6月30日午後3時30分すぎ

 6月22日北海道登別市で中学1年生の男子生徒が自宅敷地内で死亡し母親が「いじめ自殺」と訴えていることを受け、登別市教育委員会は30日記者会見を開き、全校生徒へ行ったアンケート調査で「いじめ」をうかがわせる記述が複数あったことを明らかにしました。

 これは登別市立鷲別中学校に通う中学1年の工藤虎太郎さん(13)が、6月22日に自宅を出た後自宅敷地内で死亡しているのが見つかり、母親はいじめによる自殺だと訴えているものです。

 登別市教育委員会は30日の会見で、男性生徒が所属していた部活を含む全校生徒へアンケート調査を行った結果、「いじめが疑われるものがあった」とし、第三者委員会を設置することを明らかにしました。

 市教委の堀井貴之教育部長は「大変申し訳ない気持ちでいっぱい。大切な命が絶たれてしまう絶対にあってはならないことが起きてしまったことを真摯に受け止め、協力をしながら原因究明に臨んでいく。いじめがあったのか、あったならどのような背景なのか、なぜ気付いてあげられなかったのか、慎重に調査を進める」と話しました。

 アンケートは記名式で全校生徒へ行い、全体の83.2%にあたる243人から回答がありました。
 
 その中で身体的な特徴や運動能力へのからかい、SNSへのからかい行為を見たり聞いたりしたことがあるなどという回答があり、男性生徒へのいじめを疑わせる言動があったということです。

 市教委によりますと男性生徒は、死亡する4日前の18日に腹痛を訴え保健室へ行った際、養護教諭に「部活で疲れている」という趣旨の話をし、「トレーニングで疲れているのか」という問いに「人間関係」と答えたということです。

 しかしその後は「何でもない」と答え、聞き取りは中断。約30分横になり腹痛が回復したと話したため、生徒は教室へ戻りました。
 
 教室に戻り担任も「大丈夫か」と声をかけても「大丈夫」と答えたため、通常の授業を続けたということです。
 
 会見では担当した養護教諭と担任、部活の顧問の間で、部活に悩んでいる情報は共有していなかったこともわかりました。

 市教委は、大学教員や弁護士、臨床心理士などから構成される第三者による「登別市重大事案対策委員会」を設置し、調査検証にあたるとしています。

 また不安を抱え登校できていない生徒もいることから、カウンセラーを配置し、心のケアにあたることにしています。