「僕たちはステージしかない」"ものまねショー"も出前に!客激減でエンタメ界の秘策 自宅庭でも熱唱興奮

UHB 北海道文化放送
休業要請が解除され人通りが戻ってきたススキノ。しかし、現在も営業を自粛している店があります。
ものまねパブ「スターすすきの」です。
店主で、ものまねタレントの何ン田研二さんです。沢田研二をはじめとしたものまねショーが売りの店ですが、3か月以上に渡って休業しています。
スターすすきの 店長 何ン田 研二さん:「一般の方から見たら、ものまねパブもライブバーも同じじゃないかという見方をされちゃいますよね」
客の7割は北海道外からの観光客。これが大きく落ち込み、営業再開することができないでいます。
スターすすきの 店長 何ン田 研二さん:「どうやったら食べていけるかということを、本当に考えました。そして作り上げたんです、秘密兵器を」
苦境を乗り切る秘密兵器。それは、一体?
安野 陽介 ディレクター:「この車、何なんですか?」
スターすすきの 店長 何ン田 研二さん:「これ、ものまね出前カーですよ」
どこへでも出向いて屋外でショーができるよう、約200万円をかけキッチンカーを改造。車の後部が即席のステージになり、その奥が楽屋となっています。
スターすすきの 店長 何ン田 研二さん:「どうしても屋内だと密になりがちなので」
6月7日、この「ものまね出前カー」が初めて稼働しました。出前を依頼したのは長沼町の電気工事会社の経営者。会場は自宅の庭です。
スターすすきの 店長 何ン田 研二さん:「ちょっとこじんまりしてやりたいよっていう所をメインにしていきたいなと」
観客は8人。バーベキューパーティの余興です。
「(トキオ熱唱)~サンキューありがとう」
何ン田さんと弟子の穂ン田あややさんのものまねに、大盛り上がりです。
ショーを見た人:「こうやって呼んで見せてもらって、盛り上がって最高です」
スターすすきの 店長 何ン田 研二さん:「僕たちはステージしかないので、こうやって出前をして歩きたいと思います」
この日のショーは約30分で料金は5万円。新型コロナウイルスの影響で、エンタメも出前をする時代になるのかもしれません。