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「1日7人遭難」の実態…60~80代男女5組が行方不明 1人は捜索続く "失敗から学ぶ"山菜採り

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今金町の山で行方不明になった80代男性を捜索する北海道警せたな署

 5月29日、北海道南部の3地域でタケノコ採りをしていた60代から80代の男女計5組7人が行方不明になる遭難事故が相次ぎ、1人はまだ見つかっていません。

 行方不明になっているのは、北海道千歳市に住む80代の男性です。

 男性は29日午前6時ごろ、80代の妻と80代の知人男性と一緒に3人で今金町の山に、タケノコ採りのため入山しました。

 3人は午前9時30分ごろまで一緒にタケノコを採り、その後知人は1人で下山。

 男性と妻はタケノコ採りを続け、「そろそろ戻ろうか」と話し下山を始めましたが、途中で妻が男性とはぐれたことに気づきました。

 3時間以上付近を捜索したものの見つからず、午後4時30分過ぎに119番通報。午後5時過ぎから警察と消防合わせて20人以上の態勢で捜索しましたが、見つからず一度捜索を終了。30日午前6時ごろから捜索を再開するとしています。

 このほか、島牧村植原の山では、60代から70代の男女3組4人が、八雲町熊石の山では70代の夫婦がタケノコ採り中に行方不明になり、数時間後に発見されるなど遭難事故が相次ぎました。

 警察による遭難事例から見えた特徴は以下の通りです。

・「夫が遭難したかもしれない」と通報後1人で入山し沢で転んで腰を痛める
・脱水症状を起こし足がつって動けなくなる
・携帯電話を持たない、または車に置いて入山する
・一度下山し再び入山、体力を消耗している中奥へ入り迷う

 警察は、「単独で入山せず、常に複数で行動して声を掛け合う。赤や黄色系の目立つ服装をする。携帯電話、非常食、懐中電灯などに加え、ヒグマの目撃が多い山にはなるべく入らず、笛や鈴、ラジオを携行し、糞や足跡を見つけたらすぐに引き返すようにしてほしい」と注意を呼びかけています。