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「小銭稼ぎたかった」期限ギリギリで不正取得カード払い戻し発覚…約20万円着服"地下鉄51歳主任"免職

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札幌市営交通で使用されていた「共通ウィズユーカード」(資料)

 札幌市営地下鉄の元駅員などをしていた51歳の男性職員が、磁気式プリペイド型乗車券「ウィズユーカード」を偽造したり、残高が残っている分を着服したりして、少なくとも約20万円を不正に取得していたことがわかりました。

 男性は5月20日付けで懲戒免職処分となりました。

 懲戒免職処分となったのは、札幌市交通事業振興公社に勤める51歳の男性主任です。

 男性主任は嘱託職員として札幌市交通局の地下鉄駅員をしていた1996年から1999年の約3年間と、札幌市交通事業振興公社で勤務を開始した2000年から15年までの間に、磁気式プリペイド型カードの共通乗車券、通称ウィズユーカード131枚、約20万円分を不正に取得し、飲食や通勤に使用していたということです。

 男性主任は1996年からの約3年間では、ウィズユーカードの販売などを担当していて、券売機を巧妙な手口で不正に操作、1万円、5000円、3000円、1000円のカード合わせて約100枚を偽造したほか、廃棄箱に誤って投函された「残高が1000円程度残ったカード」を、遺失物として処理せずに300枚から400枚着服したとみられています。

 2000年以降は、不正に取得したカードを通勤時などに使用し乗車料金の支払いなどにあてた疑いもあるということです。

 ウィズユーカードは、磁気式カード「SAPICA」への移行に伴い2015年4月で利用を停止していて、払い戻しの期限が2020年3月まででした。

 払い戻し期限が迫った3月29日、勤務中に男性主任が札幌市営地下鉄南北線の「すすきの駅」で、過去に取得したとみられるウィズユーカード28枚、合わせて約12万円分の払い戻しをし、受領書に第三者の名前が書くなどしていたことを不審に思った駅員が調べて不正取得が発覚しました。

 札幌市交通事業振興公社の調査に男性主任は、「当時嘱託職員が1年契約だったことを不安に思い、小銭を稼ぎたかった」「期限が迫っていて慌てて払い戻した」と話しているということです。

 男性主任は5月20日付けで、懲戒免職処分となりました。

 男性職員が勤務していた札幌市交通事業振興公社の藤井透理事長は、「交通事業に従事する職員としてあってはならないことであり、決して許されるものではありません。市民の皆様、市営交通をご利用の皆様はじめ、関係者の皆様に多大なご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます」とコメントしています。

 札幌市交通局は、北海道警・厚別署に刑事告訴を視野に相談を進めているほか、被害金額が確定し次第本人に請求する方針です。