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「高度な医療受けても死亡可能性高い…」11人死亡の介護施設"搬送せず"は苦悩する現場判断

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 命の選択…。医師の苦悩がうかがえます。

 札幌市の介護老人保健施設「茨戸アカシアハイツ」の施設内で、感染した入所者11人が病院に搬送されず死亡した問題で、札幌市は高度な医療を受けても死亡した可能性が高く、搬送しないと現場の医師が判断していたことを明らかにしました。

 入所者と職員、合わせて88人に上る集団感染が発生している札幌市北区の「茨戸アカシアハイツ」では、5月11日まで新型コロナウイルスに感染した入所者が病院に搬送されず、施設内で11人が死亡しています。 

 札幌市保健所の三觜所長はUHBの取材に、亡くなった11人は『高度な医療を受けても死亡する可能性が高い』と現場の医師が判断し、搬送していなかったことを明らかにしました。

 札幌市保健所 三觜 雄 所長:「施設で提供できるのは点滴と酸素吸入、それ以上の医療が必要であれば医療機関に転院する、それまでは医療機関の介護は難しいところもある」

 介護に対応する病床が不足していて、医師が命の選択を迫られたとしています。施設を運営する法人によると5月18日まで20人が入院していて、施設内にとどまっている感染した入所者は30人に上るということです。