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北海道南部”噴火湾ホタテ”新型コロナ感染拡大の影響で価格崩壊…漁師は「死活問題」

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食感プリプリで身の甘みが特徴の噴火湾名物ホタテ”新型コロナ”感染拡大の影響で価格崩壊

身の甘みが特徴の噴火湾名物ホタテ

 焼き物でも刺身でも甘みが特徴の北海道産ホタテの主要産地、噴火湾。

 2019年、大量死に見舞われましたが、2020年は水揚げ量が回復傾向にあり、噴火湾全体で3万3千トンほど水揚げされる見込みです。
 
 しかし、新型コロナウイルスの感染拡大が原因で価格崩壊が起きていました。

 ホタテ漁師の山戸勝久さん:「高い時でも1キロ190円ぐらいで今は150円あまり…40円マイナスになっている。」

 記者:「2019年は300円ぐらい?」

 ホタテ漁師の山戸勝久さん:「そう。2020年は量があっても単価が取れないから2019年と2020年でお手上げ状態」

 道産ホタテの浜値が大きく下がっているといいます。

価格崩壊の主な原因は中国での消費激減…輸出量は変わらないが輸出額は7億円減

2020年の水揚げ量は回復傾向だが…

 その原因は新型コロナウイルスの感染が世界的に拡大したことで、道産ホタテの主要輸出国である中国での消費が激減し、需要が減ったことが挙げられます。

 函館税関が集計した2019年と2020年の中国などへの道産ホタテ輸出に関するデータを比較すると、不漁だった2019年3月は3871トンで輸出額は20億4500万円。

 2020年3月は4228トンで、輸出額は13億4600万円。

 2019年とさほど変わらない輸出量ですが、輸出額は2019年と比べると、およそ7億円減少しました。

臨時休業の飲食店・ホテル増…このまま続けば漁師は「死活問題」

新型コロナウイルスの早期終息を願うホタテ漁師の山戸勝久さん

 また、臨時休業する飲食店やホテルなどが増えたことで、噴火湾の水産加工業者の中には国内での取引が3割ほど減るところもあり、このまま続けば死活問題になると言います。

 2019年から噴火湾のホタテは受難が続いていますが、山戸さんは「2021年出荷予定の稚貝は順調に育ってきているので新型コロナウイルスの感染拡大が終息していることを祈りたい」と話し、浜が再び元気を取り戻す日を待ちわびていました。