2人死亡 84人感染北海道「集中対策期間」最終日…新たにホテルと病院でクラスター

感染者情報を発表した北海道
北海道は3月7日、新たに新型コロナウイルスへの感染が確認された84人中、北海道発表分44人の詳細を発表しました。
7日は2人が死亡(北海道発表分)、感染者は札幌市39人、函館市1人が確認され、あわせて84人。2月11日以来24日ぶりに80人を上回りました。
北海道発表分として、新たに2つのクラスターが確認されました。
●ホテル(占冠村):8人
従業員2人の感染が3月3日に確認され、濃厚接触者の検査を進めたところ、従業員計8人の感染が判明しました。
20代から40代で、軽症または無症状です。
これまでに従業員9人のPCR検査をしています。
●「釧路孝仁会記念病院」(釧路市):19人
入院歴のある患者の感染が3月5日に確認され、濃厚接触者の検査を進めたところ、計19人(入院患者10人、職員9人)の感染が判明しました。
20代から90代で、中等症と、軽症または無症状です。
これまでに63人(入院患者39人、職員24人)のPCR検査をしています。
これまでのクラスターも拡大しています。
●「恵庭第一病院」(恵庭市)
新たに職員1人と入院患者1人の感染が確認され、この関連の感染者は計84人(職員18人、入院患者66人)となりました。
●「公立芽室病院」(芽室町)
新たに職員1人と入院患者1人の感染が確認され、この関連の感染者は計43人(職員14人、入院患者28人、委託職員1人)となりました。
●「白樺台病院」(釧路市)
新たに職員1人の感染が確認され、この関連の感染者は計48人(職員22人、入院患者26人)となりました。
【3月7日北海道発表分の感染者情報】
▼石狩地方:3人
●恵庭市:2人(中等症1人)
●倶知安町:2人
▼上川地方:6人
▼オホーツク地方:3人
▼十勝地方:4人
●帯広市:4人
●釧路市:20人(中等症2人)
7日は新たなクラスターは札幌などでは確認されず、北海道内で計2つです。
84人中、17人の感染経路が不明で、重症者は前日と変わらず5人。うち札幌市は前日と変わらず1人です。
政府は3月7日までとしていた緊急事態宣言を東京と近隣の3県(東京・神奈川・千葉・埼玉)で3月21日まで2週間延長することを決めました。
北海道は2020年10月28日から4か月以上に渡った「集中対策期間」を3月7日で終了することにし、8日以降は緊急事態宣言対象地域への往来自粛を求めるとともに、道民一人ひとりの感染対策の徹底を呼びかけ、再び感染が拡大し、医療提供体制に支障が生じる恐れがある場合には、「まん延防止等重点措置」の国への要請を検討するとしています。
北海道内の感染者は、計19423人となりました。