きみと、ずっと。UHB|北海道文化放送

MENU CLOSE

民謡と生きる―20歳の選択 全国大会優勝の民謡女子は医大生 北海道で歌い続けるわけ

コラム・特集 友だち追加

民謡女子のもう一つの顔

作業療法士を目指し、医大で勉強中。

 実は、竹野さんにはもう一つ別の顔があります。

 民謡歌手 竹野留里さん:
「札幌医科大学の保健医療学部の2年生になります。今回の(全国民謡)大会も終わった次の日がテストだったりしたので、勉強と歌と支障なくやるのはスゴイ大変ですね」

 授業を終え向かった先は…

 民謡歌手 竹野留里さん:
「今、若手の楽器の人たちと一緒にメンバーを組んでいます。和楽器、三味線だったり和太鼓だったり…」

札幌の音楽事務所に集まる若手邦楽家たち

竹野さんは今、北海道内で民謡を中心に活動したいと考えている。

 憧れだったYOSAKOIソーランの歌もオファーを受け、歌い始めている竹野さん。

 東京からの誘いもありましたが、今は北海道内で民謡を中心に活動していきたいと考えています。

 民謡歌手 竹野留里さん:
「民謡はちょっと古くさいものってイメージが自分自身にもあったので、現代のポップ調にアレンジしています。自分たちの曲を聴いて、『あ、民謡って格好いい』って思ってもらえたら、うれしい…」

 和POP音楽団EZO`N和太鼓・廣瀬優さん:
「民謡ってすごく斬新なんですよ。今だから斬新で。ぼくらの世代で発信していけたら…(Q. 竹野さんの声の魅力は? )本人の元気さが、そのまま歌に出ている…」

世代を超えて取り組める民謡の〝力〟

父の昌樹さんは娘に触発され三味線を始めた。

 室蘭市母恋南町にある竹野さんの実家。

 お父さんの昌樹さんは、娘の留里さんが民謡を始めてから三味線を習い始めました。

 今では妹の妃穂(ひすい)さんや、弟の琥珀(こはく)くんまで民謡を歌います。週末は北海道各地の民謡大会に出掛けるのが家族のレジャーだったのです。

 妹・妃穂さん:
「(Q.どんなお姉さん? )普段は優しいのに、民謡の練習に入るとめっちゃ厳しくなる」

 竹野家では、なぜ子供たちに民謡を習わせたのでしょうか?

 母・真理子さん:
「日本人の方が日本のことを知らない。日本ってこうだよ、地元ってこうだよと教えたいなあと…」

 父・昌樹さん:
「その土地、その土地で生まれた歌だから受け継いでいきたい」

伊達温泉では子供から高齢者までが、竹野さんの歌に引き込まれた。

 民謡歌手 竹野留里さん:
「他のものだと年齢が限られてしまうものも、民謡だからこそ家族で出来る。民謡は世代を超えた趣味になると思います」

 民謡と生きる―。北国の心を伝える歌姫が、また一人誕生しています。