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「天使のような子供…助けるのがヘルパー」母初公判で厳罰求める―元介護職員 障害者殴り"傷害致死"

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 介護の現場でいったい何があったのでしょうか。訪問介護していた35歳の男性の顔を殴るなどし死亡させたとして傷害致死の罪に問われている25歳の元介護職員の男の初公判が開かれ、男は起訴内容を認めました。

 「間違いありません」

 被告の男は、無表情で一点を見つめたまま起訴内容を認めました。

 起訴状などによりますと、北海道札幌市豊平区の元介護職員、太田幸司被告は2019年7月、訪問介護していた札幌・東区に住む山下茂樹さんの顔などを複数回なぐり死亡させた傷害致死の罪に問われています。

 山下さんは、24時間介護が必要な重度の障害があり、当時警察に調べに太田被告は「寝付かないから腹を立ててやった」と話しています。

 鎌田祐輔記者:「今朝早くから傍聴のため80人近くの希望者が並びこの裁判の関心の高さをうかがわせました」

 2020年1月14日、札幌地方裁判所で開かれた裁判員裁判の初公判。太田被告が山下さんを死亡させたことに争いはなく、量刑の重さが争われています。

 冒頭陳述で検察側は「寝たきりで抵抗できない山下さんに対しストレスを理由に暴行を加えたことは悪質」などと主張しました。

 一方、弁護側は「被害者の山下さんがなかなか寝付かなかったことや、泊まり明けに連休を申請しても受け入れられず、連日の疲れが原因で正常な判断ができなかった」と主張し情状酌量を求めました。

 法廷で亡くなった山下さんの母親で施設の代表は「障害が重くても天使のような子供だった。本人は一人暮らしがしたかった。それを助けるのがヘルパー」などとして厳罰を求めました。

 判決は1月17日に言い渡されます。