きみと、ずっと。UHB|北海道文化放送

MENU CLOSE

"食品ロス"を減らそう! 余った食品を困っている世帯へ 家庭や企業でできる取り組み 札幌市

コラム・特集 友だち追加

 食べるつもりだった、規格外なので捨ててしまったなど食べられるのに廃棄される「食品ロス」が問題となっています。

 2019年10月に法律も施行され、少しでも食品ロスを減らす取り組みが始まっています。

 秋元克広札幌市長:「(札幌市では)家庭から出るゴミの45%くらいが実は食品」

 12月7日、札幌市で「食品ロスの削減」をテーマにしたイベントが開かれました。

 野菜を乾燥させて長期保存を可能にしたり、余った料理や食材を透明な容器に入れて冷蔵庫で保管し「食べ忘れ」を防ぐなど、家庭でできる食品ロス対策が紹介されました。

 農林水産省によりますと、2016年度の国内の食品ロスは643万トン。このうち約45%が家庭で捨てられた食品です。

 2014年度以降、家庭での食品ロスが増加していて、2019年10月には食品ロス削減推進法が施行。食品ロス削減への機運が高まっています。

 まずは、余った食品を届ける取り組みです。

 片岡有喜子さん。企業や家庭、農家などから余った食品を譲り受け、生活に困っている世帯に届ける「フードバンク」活動を行っています。

 野菜や米に加えてすぐに食事を作れるように、缶詰やレトルト食品などバランスを考えて箱に詰めていきます。

 フードバンクイコロさっぽろ 片岡有喜子さん:「お米は1週間分くらいをめどにいれています。(お米は)一世帯4キロずつ、ジャガイモは15個」

 食品を届ける世帯の多くはひとり親家庭です。

 フードバンクイコロさっぽろ 片岡有喜子さん:「食品ロスを減らしたいという思いと、一方で貧富の差がすごく広がっている。(食事に)困窮している人に少しでも食品を届けられたら」

 フードバンクの活動は食品を届けるだけではありません。

 毎月家庭で余った食品の寄付をインターネットなどを通じて呼び掛け、食品を集めています。

 この日は、インスタントラーメンや缶詰など約30点が集まりました。

 フードバンクイコロさっぽろ 片岡有喜子さん:「ひとつの家庭や団体、企業では限られているけれど、意識を高めることで(食品ロスを)減らす大きな動きになる」

 家庭の取り組みに加え企業の取り組みも不可欠です。札幌市内の青果店が取り組む対策とは。

 札幌市清田区の「上保木青果」では、傷がついたり、サイズが小さいために農家で廃棄されていた規格外の野菜を仕入れて販売しています。

 上保木青果 上保木聡志代表:「規格外や廃棄される野菜が形を変えてお客さんの元にいけばいいなと」

 仕入れた野菜はそのまま販売するほか、ひと手間かけて乾燥野菜や焼き菓子に加工しています。

 上保木青果 上保木聡志代表:「捨てるものがまるっきりないような展開を考えている」

 さらに、賞味期限が迫った食品はフードバンクや子ども食堂などに寄贈。食品ロスを最小限に抑える工夫です。

 廃棄から寄付へ。食に対する一人一人の意識の変化が求められています。

 家庭から出る食品ロスの主な原因はこちら。
 1.食べ残し
 2.賞味期限切れ
 3.厚くむきすぎた野菜の皮などの可食部分

 札幌市では、たとえば4人家族の場合1年間で約40キロ、金額にすると約2万5000円相当が食品ロスになっていると考えています。

 捨てるだけでなく「フードバンクに寄付する」という選択肢があるということを考えてみてください。