北海道大学"特任教授"が「ノーベル化学賞」受賞 "有機触媒"開発の業績 北大研究者2人目の受賞
ノーベル化学賞に北海道大学の特任教授、ベンジャミン・リスト氏が選ばれ、一夜明け大学では関係者から喜びの声が上がっています。
新薬の開発などに使われる有機触媒を開発した業績で、ノーベル化学賞に選ばれたベンジャミン・リスト氏は、2018年から北海道大学に在籍し、現在は特任教授を務めています。
リスト氏が開発した新たな有機触媒は、安価で環境への影響も少ないとされ、新薬や太陽電池の部品の開発などを、より効率的に行うことが可能となります。
北海道大学 化学反応創成研究拠点 前田 理 拠点長:「いつかはノーベル賞をとるのではと思っていたが、こんなに若くしてとるとはびっくりしている」
北大の研究者がノーベル賞を受賞するのは、2010年に化学賞を受賞した鈴木章名誉教授に続いて2人目です。