"ブレークスルー"のクラスターも確認 専門家「感染対策&抗体減る高齢者優先にワクチン3回目を」北海道

社会

北海道の感染者は4日連続で10人台

 北海道内では10月21日、新型コロナウイルスの感染者が11人確認されました。札幌市は8人で3日連続で10人を下回り、減少傾向が続いています。

10代の2回接種率はまだ3割弱

 感染対策とともに重要なのが「ワクチン接種」です。北海道内では年代別で接種率の大きな開きが出ています。(17日現在)

 2回終えた人は、65歳以上が91.5%と9割を超えたのに対し、12~19歳は28.5%にとどまっています。

 北海道医療大学の塚本容子教授は、「開始時期が違うので差が出るのは当然」とした上で、「若い世代も1回目は50%を超えていて、恐らく2回目の接種を待っている段階。諸外国に比べ接種率が高いことは評価できる」とし、特に高齢者は重症化予防のためにも確実に2回接種するよう話しています。

ブレークスルー感染も確認されたクラスターも

 一方で後志地方の「特別養護老人ホーム」ではこれまでに33人のクラスターが確認されています。

 33人中27人がワクチン2回接種を6月ごろまでに終えていて、いわゆる「ブレークスルー感染」となっています。

 塚本教授は、「高齢者や基礎疾患のある人は抗体が付きにくいためどうしても感染するケースがある。感染リスクの高い場所での感染対策を徹底する必要がある」と指摘。一方で「重症化予防になっている事例でもあると思うので、ワクチン接種は重要」としています。

3回目のワクチン接種「高齢者や基礎疾患のある人」優先か

 札幌市では3回目のワクチン接種を検討しています。
・医療従事者や高齢者を優先し
→2回目から8か月以上経過している人から順次

 塚本教授は、「抗体量が十分あっても感染する人がいる。3回目の接種がすべての人に有効なのかはまだわからない」としながら、「重症化しないためには、高齢者や基礎疾患のある抗体量が低下した人から優先的に進めることが必要」と話しています。