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【知床・遊覧船事故初公判】「私には罪が成立するか分からない」運航会社社長・桂田被告側が無罪を主張_検察側は「沈没を予見できた」最大の争点は“予見可能性”の有無_判決は2026年6月〈北海道〉

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UHB 北海道文化放送

 2022年に北海道東部の知床半島沖で遊覧船が沈没し乗客・乗員20人が死亡、6人が行方不明になった事故で、業務上過失致死の罪に問われた運航会社社長の初公判が始まりました。


 「『知床遊覧船』の社長、桂田精一被告は午前10時に始まった初公判の罪状認否で、『私には罪が成立するか分かりません』と述べました」(江上太悟郎アナウンサー)

 開廷30分前になりまして、桂田精一被告(62)が釧路地裁に到着しました。

 4秒ほど一礼をして、そのまま釧路地裁の中へと入っていきました。

 知床遊覧船の社長、桂田精一被告は2022年4月、悪天候が予想される中、運航管理者として出航しないよう船長に指示せず、遊覧船「KAZU1」を沈没させて乗客乗員20人が死亡、6人を行方不明にする事故を起こしたとして、業務上過失致死の罪に問われています。

 事故から3年半。ようやく刑事責任を問えることになり、息子と元妻が行方不明の乗客家族は「(桂田被告には)やっぱり自分の罪を認めてほしいですね」。

 裁判の最大の争点は、「予見可能性」の有無です。

 桂田被告側は初公判で「船長に『荒れる前に引き返す』と言われ、それならいいだろうと思った」と無罪を主張しました。

 検察側は「当時、強風注意報などが発表され、運航基準を上回る予報がされていて、海域の特性を踏まえれば事故を発生させる恐れがあったことを桂田被告は予見できた」と主張しました。

 この裁判では、2026年2月までに19人が証言台に立ちます。
 
 判決は2026年6月17日に言い渡される予定です。


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