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「氷山の一角」個人口座に売上金を流入と指摘 税務調査で583万円の課税求められるも―税理士が調べ無関係と主張し“課税額0円”に 不当な課税強要か…虚偽公文書作成などで税務署職員を刑事告発へ 北海道

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 札幌国税局が不当な課税を強要しようとしたとして、札幌の弁護士らが税務署職員を5月1日、刑事告発しました。

 「正直、氷山の一角だと考えています。今後は適切な税務行政が行われるように求めていきたい」(矢嶋史音 弁護士)

 虚偽公文書作成などの疑いで刑事告発されたのは、札幌南税務署の職員です。

 弁護士によりますと職員は2023年10月、北海道恵庭市の中古パソコンを販売する北祥に税務調査を行った際、北祥が従業員の個人口座に売上金を流入させ、納税を逃れていると指摘し約583万円の課税を求めました。

 これに北祥から相談を受けた税理士が調べたところ、口座の金は北祥と関係がないことがわかり国税局へ伝えたところ、説明がないまま課税額が0円になりました。

 札幌国税局は「税務調査の実施は法令にのっとり適切に実施している」とコメントしています。