「さい銭を盗もうと思って、さい銭箱を倒した。人が来て盗めなかった」北海道小樽市の神社で“さい銭泥棒” 異音に気づいた宮司が72歳男を確保し窃盗未遂の現行犯で逮捕 所持金は71円

窃盗未遂事件を詳しく調べる北海道警小樽署

　逮捕されたのは、北海道小樽市に住む無職の男（72）です。

　男は2024年4月24日午前11時15分ごろ、小樽市天神1丁目の神社でさい銭箱から現金を盗もうとした窃盗未遂の現行犯で逮捕されました。

　警察によりますと、男が現金を抜き取ろうとして、さい銭箱を倒した際に音がしたため、神社で作業中の宮司が気づきました。宮司が確認しに行くと、男と倒れた状態のさい銭箱を発見したため、男をその場で確保。通報を受けて駆けつけた警察官に引き渡しました。

　男は調べに「さい銭を盗もうと思って、さい銭箱を倒した。人が来て、盗めなかった」と容疑を認めています。

　神社によりますと、事件当時、宮司が花の手入れなどしていたところ、物音が2回聞こえました。男は宮司に「窃盗癖がある」などと説明したということです。

　男の所持金は71円で、警察が動機や経緯を詳しく調べています。